兵ブロガーバックナンバー(2025年08月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2025年08月

2025/08/29

しーさん

値動きの乏しい月末

先週のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演では「政策スタンスの調整が正当化される可能性がある」との発言があり、市場では利下げ観測が強まりました。ただ、ドル円は予想に反して大きく円高には進まず、今週は147円を中心とした狭いレンジでの推移にとどまっています。ユーロドルも講演直後はドル売りで上昇したものの、その後は調整を挟み小幅な上昇にとどまっています。

一方、トランプ大統領がクックFRB理事を解任するとの話題が注目を集めました。大統領によるFRB理事の解任は前例がなく、そもそも可能なのかが焦点となっています。仮に解任が実現すれば、大統領の意向に沿った人事が行われ、金融政策の独立性が揺らぐリスクがあります。現時点では市場への影響は限定的ですが、実際に解任となればドル売り要因となる可能性があるでしょう。

本日は8月月末でもあり、週末・月末要因によるフローに注意が必要です。発表予定の指標は東京都消費者物価指数や米PCEコアデフレーターなどですが、大きなトレンドを作る材料にはなりにくい一方、一時的な値動きにつながるかも知れません。一応結果には注目しておこうと思います。今週はここまで目立った値動きがなく、ボラティリティの高まりは来週以降の9月相場に期待したいと思います。本日は各通貨ペアともレンジ内での推移を想定し、短期トレードで小幅な利確を心がけるか、様子見スタンスで無駄な損失を避けるのが賢明と考えます。

2025/08/28

ZEROさん

ドル円→秋に下値試して来年再び150円へ

【HOT CURRENCY ドル円 146.50〜148.00】

27日の米国株は上昇。S&P500種15ポイント高(+0.24%)、ナスダック総合45ポイント高(+0.21%)でした。為替市場は方向感なし。

昨日はフランスの政局不安からユーロが売られる場面がありました。ユーロドルは一時1.1574まで下落しましたが、戻して引けました。

ドルは一時上昇し、ドル円は148.18まで上昇しました。NY午後には下落して147円前半で引けています。

先週パウエルFRB議長が9月利下げを示唆したことを受け、9月FOMCでの0.25%利下げは織り込み済みです。

雇用悪化に対する予防的な利下げで、今後インフレが低下するかは不透明です。

トランプ政権が執拗に大幅利下げを求めるのは、国債借り換え時の利払いを抑制したいからと考えられます。

FRBのメンバーをハト派へ入れ替えて行っても、10月以降のインフレ指標が高めに推移した場合、大幅な利下げが可能なのか疑問が残ります。

今週は29日(金)米7月PCEデフレーターに注目です。

投資戦略はドル円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/08/27

とあるエンジニアKさん

FRB人事騒動は続く

気がつけば夏休みも終わりですね。小学校は地域によって夏休みの終わりが違うみたいですが、時折通勤ラッシュの中で見かける、大きな荷物を持ってターミナル駅でもみくちゃになりながらもたくましく降りていく小学生を見ると、これからどこかへでかけるのであろうかと、かつての自分を思い出しますね。小学校時代の夏休みは貴重な体験で、この学年の時にこんなことをしたと思い出すのは容易です。時代は変われど夏の大きな思い出を作る期間であることは変わりないようです。

【本日の指標】
本日は指標の類いがほぼ皆無。指標の発表によって動く相場とはならない見込みです。

【本日の戦略】
今週は特にイベントがなく静かな一週間と述べましたが、市場を動かすような指標がない為、なかなか方向感がない中で動く日々です。また、ドル円は147円台で昨晩の取引を終えましたが、レンジ相場とはまた違った意味でごくごく狭い範囲で動き日々が続いています。円安、円高、どちらかに振れる相場の方がわかりやすいのですが、次なる方向性の発動を待つ他なさそうです。今の140円台後半という水準は7月に到達して以降変わらない状況となっており、一時的に150円台に到達した時はありましたが、変わらず今の水準が続いているようです。

そんな相場の流れを作るのは金融政策にありますが、今週週初に米国ではFRB人事をめぐって一悶着。月曜日には7人いる理事の1人であるクック氏の解任がトランプ大統領側から突如として発表されました。理由は住宅ローン関連で不正があるとのことですが、大統領側が進めようとしている利下げへの圧力に対して、大統領側の息のかかったメンバーを送り込んでパワーバランスを得ようとしているのは確実に見えます。すでにパウエル議長とのトランプ大統領の方向性の違いは明確で、時折ニュースなどで話題に挙がり、任期後の後任を見据えた圧力が掛かっているのは周知ですが、今回はFRBの方向性を担う理事までも取り込もうといるのは非常に露骨な手段でありますし、トランプ大統領側もそれを隠そうとしないのが気にかかる点です。今回の騒動、相場の反応としては大きなものではありませんでしたが、この流れは米国における利下げが現実的なものとなるまでは継続するものと推測されます。次なるFOMCまでまだ時間はありますが、FRB人事に関する続報に注目したいと思います。

2025/08/26

しましまさん

昨日はドル買戻しの動きが優勢に、今日は米7月耐久財受注や米8月消費者信頼感指数等に注目

昨日は、先週末22日のパウエルFRB議長の講演後に売られたドルの買戻しの流れが優勢となりドル円は147.94円まで上昇、ユーロドルは1.1603ドルまで下落しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

10:30:RBA議事録公表
21:30:米・7月耐久財受注
22:00:米・6月ケース・シラー米住宅価格指数
23:00:米・8月リッチモンド連銀製造業指数
23:00:米・8月消費者信頼感指数

昨日のドル円は、東京時間は147.50円付近まで上昇し欧州時間は147.10円〜147.40円台で推移、NY時間は底堅い動きで147.94円まで上昇しました。今日は先ほどトランプ米大統領がクックFRB理事を即時解任したことから147円台前半まで急落していますが、ここからも軟調な動きとなると146円台後半〜中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると147円台後半〜148円付近へ上昇できるか見たいです。

昨日のユーロドルは、東京・欧州時間は1.16ドル台後半〜1.17ドル台前半で推移、NY時間は軟調な流れとなり1.1603ドルまで下落しました。今日は今のところ1.1650ドル付近まで反発していますが、ここからも反発の流れが続くと1.17ドル〜1.17ドル台前半まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な流れとなると1.16ドル〜1.15ドル台後半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2025/08/25

為替見習さん

円、ドル軸の力関係変化と独IFO景況感指数、米新築住宅販売件数に注目

先週金曜の為替相場は、ジャクソンホール会議におけるパウエル議長発言後、ドルが強く売られるとともに円が買われる動きが発生。その結果ドル円クロス円ともに1時間足レベルの短期トレンドが下向きとなって引けましたね。

今日はパウエル発言後の傾向がそのまま続くかどうかを見る上でとても重要な一日で、英国市場が休場ではあるものの、各国市場オープン前後の円軸ドル軸の値動きはしっかり把握したいところです。

ではまず力関係について、週間予想で記載しましたので重複しますが、先週金曜は【AUD>EUR>NZD>JPY>CHF>GBP>CAD>USD】という形になっていて、先週木曜の【USD>NZD>AUD>CAD>GBP>EUR>CHF>JPY】から比べると、ドルが強い位置から弱い位置に変化したこと、円とユーロが位置を上げたこと、オセアニアが強い位置を維持していることなどが見てとれます。

また短期トレンドはドル円クロス円ともに金曜の動きを受けて下向きとなっていますので、ここから円買いが続けばショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。逆に今日の相場で円売りの動きが出てきた場合には一旦短期トレンドがフラット化し、対円変動率が1%前後出れば上向きに変化してロングのチャンスに変わります。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

今日のイベントとしては独IFO景況感指数、米新築住宅販売件数等が予定されていますので、円軸ドル軸の動きを見つつ、指標前後での強い変化が出るかを見ておくと良いでしょう。

また取引のポイントとしては、指標以外の時間帯、特に各国市場オープン直後は、先週のパウエル発言を受けて反応が出る可能性があり、それを見ておくと相場の状況がつかみやすくなるので、指標がない時間帯でも極力力関係を把握して強弱が明確になっているか、円軸、ドル軸の動きが出ているか、というところを見ていくと良いかと思います。

金曜は円軸、ドル軸ともに動きが出ましたが、どちらかの場合でも取引の機会はありますので、クロス円かドルストレートかという感じで好みのほうを見ておくというのも手。

また十分に資金管理やポジション管理、事前のシミュレーションができていない場合には現在の相場はリスクが高いといえますので、自分の中でできるリスク低減策をとってから取引するようにしたいですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2025/08/22

斉藤学さん

ジャクソンホール会議での要人発言に注意

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    44789.22(-152.81 -0.34%)
・日経平均(CFD)42650.60(+40 +0.09%)
・金・ゴールド  3341.27(-5.47 -0.16%)
・原油・WTI   63.45(+0.74 +1.18%)

【前日発表の経済指標】
★★★
21:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:22.4万件 予想:23.0万件 結果:23.5万件
★★★
22:45(米)8月製造業購買担当者景気指数(PMI速報値) 前回:49.8 予想:49.7 結果:53.3

【本日の戦略】

<ドル円は148円台前半へ上昇>

昨日のドル円は堅調な推移が続き、NY時間に入ると148円台前半へ上値を伸ばしました。

米8月製造業購買担当者景気指数(PMI速報値)が予想49.7に対し結果53.3と予想を上回ったうえ、分岐点である50を回復したことが好感されています。

米10年債利回りは4.2%台から4.3%台へ上昇しており、本日もドルへの買いが続くと予想します。<ジャクソンホール会議が開催>

8月21日〜23日にかけて、米国のワイオミング州で経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催。昨年度のジャクソンホール会議ではパウエルFRB議長が利下げを予告しており、今回もパウエルFRB議長が利下げ再開を示唆するとの見方があります。

トランプ大統領からの利下げ圧力も度々見られるため、9月利下げの予告など何らかの発言を行う可能性は高いでしょう。そうなれば、ドル安が進むことになるため注意が必要です。

<日本のCPIが発表>

朝8時30分には、日本の消費者物価指数(CPI)が発表。インフレはやや鈍化する予想となっているため、予想通りであれば円安になる可能性があります。


【経済指標】
★★
08:30(日)7月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:3.3% 予想:3.1%
★★
08:30(日)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) 前回:3.3% 予想:3.0%
★★
08:30(日)7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回:3.4% 予想:3.4%
★★★★★
23:00(米)パウエルFRB議長の発言

8/21(木)〜23(土)
★★★★★
(米)経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」

【本日の予想レンジ】
・ドル円	148.00〜149.50	↑
・ユーロ円	171.60〜173.00	↑
・ポンド円	198.50〜200.00	↑
・豪ドル円	94.80〜96.00	↑
・ユーロドル	1.1500〜1.1650	↓
・ポンドドル	1.3300〜1.3450	↓
・ドルスイス	0.8050〜0.8150	↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(ジャクソンホール会議に注目)

2025/08/21

為替研究所さん

相場短観2025/8/21時点

私のメイン通貨は豪ドル/NZドルなのですが、昨日は重要イベントRBNZがあり、これによってRBNZ前は1.094くらいの位置にあったのが、RBNZで一時1.107手前まで急上昇(NZドル安)というかなりの動きがあったので、今回はその解説と、あとは今週金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル議長講演について書きたいと思います。

まずRBNZについては、事前予想で0.25%利下げで、実際も0.25%利下げと、金利自体はサプライズがなかったのですが、問題は声明文とホークスビー総裁の会見で、

・今後インフレが予想通り鈍化していく場合はさらなる利下げという文言
・据え置き、0.25%利下げ、0.5%利下げの3つを検討し、最終的な投票は0.25%利下げが4票、0.5%利下げが2票で0.25%利下げというように、0.5%利下げの可能性もかなりあった
・ホークスビー総裁も「政策金利の見通しは2.5%付近で底を打つとされており、これはさらなる利下げと一致」とコメントし、あと2回の利下げを示唆

という感じで、声明文が相当ハト的で、その結果NZドル安→豪ドル/NZドルは上昇となりました。

この通貨ペアは基本的には豪とNZの金融政策の違いで動く通貨で、RBAも利下げをしているものの追加利下げにはある程度慎重なのに対し、NZはこんな感じでかなりハト化しているので、しばらくはまた1.1超えの水準で動きそうで、ただ昨年後半も妙に堅かった1.11や1.12を破るかは今後の展開次第だなあと思っており、個人的には1.12手前まで買いはホールドしつつも、その辺りでは一旦利確しようと思っています。

また今週金曜に控えたジャクソンホール会議でのパウエル議長講演については、週間見通し記事でも書いたように、アメリカは前回発表の雇用統計が市場予想より悪く、また過去の下方修正もあって雇用は悪化している一方で、先週発表のインフレ指標は強く、特に生産者物価指数がとんでもない強さであったことから潜在的なインフレリスクも大きく、その中でトランプ大統領からは利下げ圧力がかかりまくると極めて難しい状況に陥っております。

市場の予想を見ると、やはり雇用の悪化を受けてか9月の0.25%利下げの織り込みがかなり強く(Fedwatchだと82.9%の確率)、その中でパウエル議長もハト転するのではという予想が主流となっていそうです。

こういう時はパウエル議長がある程度タカ派的な発言をしたらドル高&株安になるでしょうが、逆に市場予想通りハト転した時に、「織り込み済みなのでドルが上がる」「何故か狂ったようにドルが売られる」のどちらのパターンもありえて、その辺りでトレードは難しいですが、ただドル円が大きく下がる展開になれば、少し買っていきたいとは思っています。

2025/08/20

為替太郎さん

株式市場は連日の高値。落ち着いて全体を眺めたい局面

株式市場が連日の史上最高値を更新するなかで、為替市場は目先では、派手さを欠く動きになっています。中期的に見ればドルが弱まっているものの、目下のところはしっかり底堅い推移になっています。

今週の最大のテーマは、21日から23日に開催されるジャクソンホール会議です。ジャクソンホール会議で、パウエル議長からどのような発言があるのか、注目を集めています。

目先で、米雇用統計での5月、6月分の大幅下方修正をはじめとしてアメリカ経済の減速の兆候が指標から明らかになりつつあります。

一方で、トランプ関税による物価の上昇圧力も米生産者物価指数(PPI)を通じて、いよいよその姿を見せつつあるなど、非常に難しい局面になっています。

FRBは今年に入って、政策金利の据え置きを継続していますが、トランプ大統領からの利上げ圧力もあり、年内の利下げ再開の可能性は非常に高いとみられています。

もっとも、いわゆる「データ・ディペンデント」が基本となるFRBの政策運営では、理事会までのあらゆる経済指標を見極めたうえでの政策決定が行われますので、現時点で9月以降の見通しに決定的な方向性を打ち出せるかといえば微妙でしょう。

こうしたなかで、ドル円は147円台での推移が軸になっており、146円台は長続きしません。上値を追う雰囲気でもなく、様子見というのがぴったりくるムードです。

また、クロスユーロも膠着状態です。ユーロドルは1.16台が軸となり、こちらは1.17台には定着できない動きが続いています。少し前の上方向のトレンドは、明らかに失速してきた感があります。

こうした動きに挟まれ、ユーロ円も172円前後の動きが長期化しています。

こうして、ドル、円、ユーロそれぞれ、値動きが煮詰まっている感があり、ジャクソンホールを含む次の材料がない限りは、主要通貨の間で明確なトレンドを持った動きにはなりにくいでしょう。

また、株式市場の派手な動きも、どこかで踊り場を迎えるでしょうから、そのときに株安、リスクオフが、為替市場の資金循環にどのような影響を与えるのかも、中長期では慎重に見極める必要があります。

11:00 ニュージーランド準備銀行政策金利
15:00 英7月消費者物価指数
15:00 英7月小売物価指数
15:00 独7月生産者物価指数17:00 南アフリカ7月消費者物価指数
18:00 ユーロ圏7月消費者物価指数
20:00 MBA住宅ローン申請指数
27:00 米FOMC議事要旨

2025/08/19

しーさん

ドル円は戻り売りスタンスで

先週から株価は堅調に推移しています。日経平均株価は43,000円台に乗せた後に一時調整しましたが、今週に入って再び上昇し、43,700円台まで上昇してきました。史上最高値を更新していることはやや意外ですが、背景には米国での利下げ観測の高まりによるリスクオンムードがあり、その流れが日本株の上昇にも波及していると考えられます。

今週後半の注目はジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演です。任期中最後の登壇となるため、無難な発言にとどまるのか、それとも直近の課題に踏み込むのか注目されます。データ重視の姿勢をとるパウエル議長がどのテーマに焦点を当てるかによって、市場の反応は変わることになりそうです。

仮に「9月の利下げは見送る」もしくは「まだ必要ない」といった内容となれば、利下げをほぼ織り込んでいる市場は一時的にドル買いに傾くと見られます。ただし、いずれ利下げが実施されるとの見通しがある以上、長期的にはドル売りに戻る可能性が高いと考えます。直近では雇用対策を優先するのか、景気対策を重視するのかによって、ドルの方向感は左右されるでしょうが、中長期的には戻り売りスタンスが有効と見ています。

本日は目立った米指標の発表はありませんが、深夜にボウマンFRB副議長の講演があります。注目度は限定的ながら、利下げ容認の流れを追認するのか、それともサプライズ発言でドル買いを誘うのかは見極めが必要です。基本的には「上がれば売り」のスタンスで臨みたいと考えています。

2025/08/18

ZEROさん

ドル円→ジャクソンホール会議待ちか

【HOT CURRENCY ドル円 146.50〜148.00】

本日は主だった指標の発表はなく、現地時間22日(金)ジャクソンホールでのパウエルFRB議長公演を待つことになりそうです。

市場は9月FOMCでの0.25%利下げを織り込み済みです。このコンセンサスを動かす必要はないと思われます。

仮にパウエル議長が9月据え置きを示唆した場合にはドル高、大幅利下げを示唆した場合にはドル安での反応になりそうですが、0.25%利下げのコンセンサスを維持する無難な発言をすると予想しています。

最新8/12時点の投機筋IMM円ロングは、ネットが74,234枚へ減少しました。投資戦略は中期でドル円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/08/15

とあるエンジニアKさん

歴史的会談を明日に控え

本日は80年目の終戦記念日を迎えます。毎年色々と考えさせられることが多いこの日ですが、なぜか必ず思い出すのが今から30年前の1995年の終戦記念日。当時はまだ小学校だったのですが、50年の節目の年でまだ戦争体験者が多数存命であったこともあってか、実体験に基づいた談話が数多くあり、子供心に50年の時の重さと歴史の教科書の中でしか知らないことに思いを寄せた記憶が度々思い出されます。あれから30年経過してかつてより色々な思考ができるようになり、世界秩序もかつてとは考えられない状況になりました。色々考えることがありますが、日々一生懸命に過ごすのみです。

【本日の指標】
本日は米国で小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景気指数の発表が予定されています。いずれも景気の現況を左右する数値だけに、金利についてナーバスな状況になっている今の状況では念のため注意が必要な指標。それ以外には特に相場を動かすような指標はありません。

【本日の戦略】
ドル円は147円台を挟んで狭い範囲で上下する状況が続いています。昨日はベッセント財務長官によるテレビインタビューでの発言が近々の利下げを主張するものであったことから、急激な円高ドル安が進んだものの、東京市場における円高の勢いは長く続かずすぐに同水準に戻った相場でした。株式相場では長らく高値相場が続いていたので、ここで下落の一服した相場を迎えたのとは対象的な結果であったと見ております。また、同インタビューでは日銀側との会談状況も話してその利上げの可能性について触れるなど、日米同時にそれぞれの国の政策金利について同時に言及するというなかなかない発言でしたが、さほど効力は見られなかったと解釈することが出来そうです。

話題は変わって、世界が固唾をのんで見守る会談というのはなかなかないものですが、歴史の転換点として取り沙汰される可能性があるのが今回の米国・ロシア両大統領によるアラスカでの会談。ロシアウクライナ間で継続している戦争の停戦について話し合われるとしてかなり注目されている直接会談です。様々な憶測を読んでいる今回の会談で、開始前から多くの駆け引きを呼んでいますが、仮に現実に停戦が達成されるのであればこれを持ちかけたトランプ大統領の成果として、自身が推し進める強権的な政治はますます強くなることが予想され、例えばFRBに対して強く迫る利下げや、既に主要国は交渉が終わったものの、米国の関税政策について相手国に譲歩を強く求めるなどの姿勢は更に強まることが予想されます。実際の会談は日本時間翌16日の早朝からで、お昼にはなんらかの成果が発表される見込み。相場へのインパクトは週明けとなるでしょう。

2025/08/14

しましまさん

米債利回り低下やベッセント米財務長官の発言等受けドル売られる、今日もドル売りの流れ続くか

昨日は米債の利回り低下や、ベッセント米財務長官が「FRBが決める政策金利は今より1.5%は低くあるべきだ」とし9月の会合では0.5%引き下げるのが望ましいとの認識を示し、また、日銀の金融政策について「後手に回っている。利上げをしてインフレの問題をコントロールする必要がある」と述べたこと等を受けドルは弱い動きとなりました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

10:30:豪・7月新規雇用者数/7月失業率
15:00:英・第2四半期GDP
15:00:英・6月GDP
15:00:英・6月鉱工業生産
18:00:欧州・第2四半期GDP
18:00:欧州・6月鉱工業生産
21:30:米・7月卸売物価指数
21:30:米・新規失業保険申請件数

昨日のドル円は、東京時間148.17円まで上昇も欧州時間は147円台前半まで下落しNY時間も147円台前半〜中盤で上値重く推移しました。今日堅調な動きとなると147円台後半〜148円台前半まで上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると146円台後半、まだ下へ行くと146円台前半への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間は1.16ドル台後半で推移し欧州時間1.1730ドルまで上昇、NY時間は1.1690ドル台〜1.1720ドル台での小動きでした。今日堅調な動きとなると1.17ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.16ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2025/08/13

為替見習さん

円軸・ドル軸の力関係変化と強弱明確な通貨が出てくるかに注目

昨日の為替相場は、朝から円が弱く、ドルがやや強めの位置で推移していましたが、午後以降オセアニアが弱くなるとともに円もやや買い戻される展開に。その後米消費者物価指数を受けてドルが売られるなど、頻繁に力関係が変化しましたね。

円軸、ドル軸の動きともにある程度把握しやすい状態ではあるものの、他の通貨も強弱両方に動いたことや対円変動率がさほど高くないため取引は難しく、今日の相場でも引き続き円軸ドル軸の動きを見つつ、リスクが下がるかどうかに注目したいところ。

このような中で今日のイベントとしては豪四半期賃金指数、独消費者物価指数改定値、ロシアGDP速報値・消費者物価指数などの発表が予定されていますので、これらの発表前後には特に力関係変化に注意したいところです。

続いて月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はCHFが0.56%、EURが0.35%、GBPが0.33%、NZDが0.14%、AUDが0.12%、CADが-0.12%、USDが-0.17%となっていて、力関係は【CHF>EUR>GBP>NZD>AUD>JPY>CAD>USD】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>GBP>AUD>CAD>NZD>EUR>JPY>CHF】でしたから、ドルが強い位置から弱い位置に変化したこと、スイスフランやユーロが弱い位置から強い位置に変化したこと、円が弱い位置を維持していることなどが見てとれます。

続いて今朝7時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日の動きを受けてドル円とカナダ円が下向き、その他はフラットから上向きとなっており、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。

そのため今後は円を軸とした動きを見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円売りの動きが続けばロングのチャンスになる通貨ペアが増えます。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円が買われる動きに転じた場合、ドル軸の動き次第ですがドル円やカナダ円はショートのチャンスになりやすく、その他のクロス円も対円変動率が1%ほどの変動となると短期トレンドが下向きに変化します。この場合はショートのチャンスになり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、昨日の相場がやや取引しにくい状態となったことから、今日もまずは安全重視で無理をせず相場把握をしっかり行うことから始めるのが良さそうです。

ただ円軸やドル軸の動きが明確で、かつ何か強弱が明確な通貨が出てきた場合にはリスクが下がるため、上下両方に取引できるようシミュレーションを行っておきたいところ。

またお盆休みで相場を見る時間が取れない方もいるかと思いますが、相場を見る時間が取れないときほど、急な変動があっても良いように資金管理やポジション管理はいつも以上に気を配っておきたいですね。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2025/08/12

斉藤学さん

21時30分発表の米7月CPIに注目

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    43924.50(-199.72 -0.45%)
・日経平均(CFD)42300.10(+479 +1.15%)
・金・ゴールド  3353.37(-45.03 -1.32%)
・原油・WTI   64.12(+0.24 +0.38%)

【本日の戦略】

<次第にドル買い優勢に>

週明けのドル円はやや下落して始まり、東京市場が山の日で休場だったこともあって上値の重い状態が続きました。しかし、ロンドン時間に入って市場参加者が増えるとドル買い優勢となって、NY時間には148円台前半へ上値を伸ばしています。

米10年債利回りは4.2%台と変わらず、特に材料も出ていませんが、今晩発表の米7月CPIを前にドル買い優勢となった様子。

<米7月消費者物価指数(CPI)に注目>

今晩は、米インフレ指標である消費者物価指数(CPI)が、21時30分に発表されます。

7月CPI(前月比)は前回0.3%に対し予想0.2%と低下予想ですが、前年同月比の方は前回2.7%に対し予想2.8%と上昇予想。CPIコア指数に関しては、前月比が前回0.2%に対し予想0.3%、前年同月比も前回2.9%に対し予想3.0%といずれも上昇予想となっているため、予想通りであればまとまったドル買いで反応すると思われます。

明後日木曜日に発表される米7月PPIも今のところ上昇予想となっており、予想通りであれば再度150円が見えてきます。

<ドル以外の通貨は弱いと予想>

一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。ただ、ドル円以外のドルストレートが下落したため上値は限定的。連休明けの日経平均株価が42,000円台へ乗せて始まる見通しのため、株高による円安に期待したいところ。

【経済指標】
★★★
21:30(米)7月消費者物価指数(CPI)(前月比) 前回:0.3% 予想:0.2%
★★★
21:30(米)7月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回:2.7% 予想:2.8%
★★★
21:30(米)7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 前回:0.2% 予想:0.3%
★★★
21:30(米)7月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年同月比) 前回:2.9% 予想:3.0%

【本日の予想レンジ】
・ドル円	147.70〜149.00	↑
・ユーロ円	171.60〜173.00	↑
・ポンド円	198.60〜200.00	↑
・豪ドル円	96.10〜97.30	↑
・ユーロドル	1.1500〜1.1650	↓
・ポンドドル	1.3350〜1.3500	↓
・ドルスイス	0.8080〜0.8200	↑

【通貨の強さ】
ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル

【注目通貨】
・ドル(米7月CPI発表の前に底堅く推移)

2025/08/11

為替研究所さん

相場短観2025/8/11時点

今週は週間見通し記事でも書いたように、米インフレ指標があるくらいでそれ以外はあまり大きな材料もなさそうで、また先週の為替の値動きも正直退屈なものになりそうだなあと思っているので、全体的な投資戦略について書きたいと思っています。

まず私がメインでやっている豪ドル/NZドルについては、引き続き「基本的には買い方向が優勢だが、この辺りのレンジは自動売買に任せつつ、1.07台に下がってきたら裁量買い(私は既に買っているので、さらに下がって1.05台で追加予定)、1.11くらいからは去年も上値が重くなってきていたので、裁量売りも検討(ただしマイナススワップもあるので、ある程度慎重に)という感じで考えています。

この通貨ペアについては、基本的には豪とNZの金融政策の違いに反応しやすい通貨ですが、豪もNZも今は利下げ方向ながらインフレ動向を慎重に見極めているという感じであまり大きな差はなく、ただ政策金利が豪>NZという割と珍しい状態が昨年後半より継続しているので、上方向にぶち抜くリスクは警戒しつつも、基本的にはレンジ継続で自動売買が良いのかなと思ってみています。

また、ドル/スイスフランやユーロ/スイスフランの買いについては、前者は「ドル安の是正、スイスフラン高の是正」、後者は「スイスフラン高の是正」を狙った通貨で、どちらも引き続きホールドしています。

ドルについてはトランプ大統領が暴れた時の「米国離れによるドル安」は怖いところはありますが、今のドルはユーロドルが1.167、ドル/スイスフランが0.807と相当にドル安が進んでおり、ドルインデックスも98と年初来10%以上の下落となっており、さすがに「基軸通貨」であり、覇権国でもあるドルが弱い状態が継続するとも思えず、また買いでスワップも多くもらえる点から、今くらい安い状態なら買ってもいいかなと思っています。

もう一つのユーロ/スイスフランは、上のドル/スイスフランから「米国離れ」要素を抜いた通貨ペアで、スイス自体も対ユーロでのレートの方を意識していることから、「スイスフラン高の是正」だけを狙う場合は、こちらの方が良いかなと個人的には思っています。

こちらは0.94台まで上がってきており、0.95の辺りでは上値が重くなりやすいので、0.945くらいでは一旦利確しようかなと思っていますが、今はまだホールドを続けています。

2025/08/08

為替太郎さん

雇用統計・下方修正ショックが心理を冷やす展開

一昨日のニューヨーク市場では、ドル円は一時146円台まで下落する場面がありました。
また、昨日の海外市場でも、同じくドル円は、一時146円台を記録しています。

雇用統計の下方修正をきっかけに週明けから総じて、ドル安が優勢となっており、ドル円も含めてドルストレートは、ドルの下値を模索する動きになっています。

一昨日には、FOMC委員であるミネアポリス連銀総裁も、年内2回の利下げが妥当と発言するなど、急激にムードは金利の先安観が強まっています。

FRBの当局者の間でも、先週の米雇用統計の下方修正は、アメリカ経済の顕著な減速を表すものと受け取られてる雰囲気があります。

先週の金曜日を挟んで、市場のムードはガラッと変わりました。

市場金利を見る限り、年内2回の利下げは、ほぼ織り込まれており、9月の米利下げは可能性が高いものと受け止められています。

昨日の東京市場では、147円台の推移となり、また、今日も東京時間は再び147円台で取引されているものの、全体的なトレンドは下目線であることは変わりません。

もっとも、金利の先安観から、株式市場は堅調に保たれています。

市場のムードは落ち着いており、今週は、指標が少ないこともあって、一旦これ以上の円高に進みにくい、踊り場のような状況にあります。

アメリカと主要国との貿易協議も概ね決着したことで、思惑的な材料にも振り回されにくい展開になっています。問題になっていた日米間の貿易協議での合意内容と大統領令の相違に関しても、米側から訂正がなされると報じられています。

なお、トランプ関税を巡っては、改めて半導体に対する100%関税が報じられているものの、個別の株価に影響があっても、為替市場に継続的な影響を与えるほどのインパクトはないようです。

FRBを巡る人事情勢もドル安を後押ししています。辞任するクーグラー理事の後任には、トランプ大統領と近しい、ミラン大統領経済諮問委員会委員長が就任すると報じられています。

これは、今後の金利の先安観につながるものです。パウエル議長の後任問題や、場合によっては期中の解任すらありうるのではないかとの見方と合わせて、ドル安圧力として作用しています。

今日段階では、当面はドルは下方向と見ておいた方がいいでしょう。

14:00 7月景気ウオッチャー調査
16:00 スイス7月スイスSECO消費者信頼感指数
21:30 カナダ7月雇用統計

2025/08/07

しーさん

どうなる?スイスフラン

先週の米雇用統計の結果を受けて大きく下落したドル円は、今週に入ってから方向感に乏しく、146〜147円台で小動きが続いています。クロス円全体ではやや円売りが優勢となっているものの、牽引役だったスイスフラン円には目立った戻りが見られない状況です。

その背景には、米国がスイスに対して39%の関税を課す方針を示したことに加え、トランプ大統領が医薬品に対して将来的に100%超、最終的には250%の関税を課すと発言したことが影響していると考えられます。現在、スイスの大統領がワシントンを訪れて39%の関税に関する交渉を行っているようですが、将来的な重関税への懸念が払拭できなければ、スイスフラン円は買いたい通貨から除外されるかも知れません。

まず注目されるのは、本日が猶予期間となっているスイスへの関税がどうなるかです。トップ自らが訪米して交渉に臨んだことから、何らかの好材料が期待されていましたが、どうやら成果なく帰国する見通しのようです。このニュースを受けてドルスイスやスイスフラン円に目立った値動きは見られていませんが、このままの状態が続けばスイスフランは上値の重い展開が継続する可能性があります。

本日もう一つの注目イベントとしては、20時に発表される英BOE政策金利があります。BOEはこれまで2カ月ごとに利下げを行っており、今回は0.25%の利下げが見込まれています。最近のポンドは特段強い印象はなく、利下げが実施されても大きく売り込まれる可能性は低いと見られます。ただし、一時的な値動きは期待できるため、他の通貨でボラティリティが低いようであれば、ポンド関連通貨でのスキャルピングが有効かもしれません。また、昨日のユーロドルは上昇し、1.1600台まで戻してきました。今後はユーロドルの買いも視野に入れつつ、各通貨の値動きを見ていきたいと思います。

2025/08/06

ZEROさん

米利下げ再開へ年内2〜3回の見込み

【HOT CURRENCY ドル円 146.80〜148.50】

5日の米国株は下落。S&P500種30ポイント安(-0.49%)、ナスダック総合137ポイント安(-0.65%)でした。為替市場は円安。

米7月ISM非製造業景況指数は50.1(予想51.5)と、予想を下回りました。

ドル円は東京時間に146.61まで下落する場面がありましたが、その後は147円台後半まで戻して引けました。

1日の米雇用統計やFRB人事を受けたドル売りが一服しています。

FRB人事では、8日に辞任するクグラー理事の後任に関心が集まっています。金融市場は今週後半から8/21-23ジャクソンホール公演まで、夏季休暇入りとなりそうです。

ジャクソンホール公演でパウエルFRB議長が9月利下げを示唆するか、関税の影響を理由に慎重姿勢を見せるか注目です。

9/16-17にはFOMCが開催されます。今月発表された米雇用統計、米ISM製造業景況指数、米ISM非製造業景況指数は、いずれも予想を下回りました。

9月初めに発表される米重要指標が冴えない結果になれば、9月利下げ再開となりそうです。年内は2〜3回の利下げが見込まれます。

投資戦略は中期でドル円戻り売りとします。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/08/05

とあるエンジニアKさん

雇用統計ショック明け

8月に入り、暑さはますます厳しさを増しているように思われます。20年前の中高生時代は昼間は基本的にグランドにいた記憶しかないのですが、先日同じ事をしたら見事に熱中症になりました。自分は暑さに強いという自覚と、水分取っていれば大丈夫という間違った認識が理由です。

【本日の指標】
本日は米国時間においてISM非製造業景況指数が発表されます先日の雇用統計ショックで相場がナイーブになり、指標に対して過剰に反応しやすい地合となっている可能性があり、注意が必要な指標です。

【本日の戦略】
雇用統計ショックから月曜日を挟みました。懸念された株式相場などへの大規模な影響は見られず、昨日は比較的静かに推移した相場。むしろ昨晩のニューヨーク時間では急落した株式相場が急騰。ダウ平均株価においては金曜日の下落を取り戻す勢い。相場の見方としては、今回の数値悪化、過去の数値の修正がトランプ大統領が高らかに進めようとしている利下げに追い風になるとしての急上昇となった模様。また、FRBを構成する理事メンバーの1人が入れ替えになるとの報道となり、こちらも利下げに対して追い風となると見込まれてます。
        
次なるFOMCは9月に予定されており、そちらに向けて再び各種指標を見つつ、一喜一憂して進む相場となる見込みです。先週は日米の金融政策会合、そして雇用統計の発表と、比較的忙しい一週間でしたが、今週は先週と比較するとおとなしめのイベント。ドル円売りポジションは保持し、次なる風が吹くのを待ちます。

2025/08/04

しましまさん

米雇用統計の弱い結果を受けドル大きく売られる

先週1日は、米7月非農業部門雇用者数が市場予想10.4万人に対し結果7.3万人と予想より弱い結果となったことや前月分も大幅な下方修正となったこと、米・7月ISM製造業景況指数の弱い結果等を受けドルは大きく売られました。

ドル円は米雇用統計発表後150円台中盤から147.30円付近まで大幅下落、ユーロドルは1.14ドル付近から1.1590ドル台まで大幅上昇しました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

23:00:米・6月製造業新規受注

先週1日のドル円は東京午前に150.90円台まで上昇も東京午後から欧州時間は150円台中盤でやや上値重く推移、NY時間は147円台まで大幅下落し147.29円の安値を付け147.40円で引けました。今日も軟調な動きとなると147円付近〜146円台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると147円台後半〜148円付近へ上昇できるか見たいです。

先週1日のユーロドルは、東京・欧州時間は概ね1.14ドル台前半で小動きでしたがNY時間は1.16ドル手前まで大幅上昇し1.1593ドルで引けました。今日堅調な動きとなると1.16ドル台前半〜中盤へ上昇できるか見たいです。一方、反落の動きとなると1.15ドル台中盤〜前半への下落が考えられます。

では、今日も頑張りましょう!

2025/08/01

為替見習さん

円軸・ドル軸の力関係変化と米雇用統計前後の動きに注目

昨日の為替相場は、植田総裁会見を受けて夕方以降明確に円が売られる展開となり、取引するうえでは比較的難易度が低い相場となりましたね。

円軸の動きが明確だと力関係変化を見て強い通貨を探すのも用意になりますので、今日の相場でも引き続き円軸の動きに加えて雇用統計を控えるドル軸の動きにも注目したいところ。

このような中で今日のイベントとしては日雇用統計、豪PPI、仏・独・ユーロ圏・英PMI改定値、ユーロ圏消費者物価指数速報、米雇用統計・ISM製造業景況指数・ミシガン大消費者態度指数確報値などが予定されており、特に夜の米雇用統計後には強い動きが出る可能性が高いです。

そのため夕方の欧州勢参入から夜の雇用統計前までに資金管理やポジション管理を万全にしておくとともに、取引したい方は力関係を把握して上下両方へのシミュレーションを行っておきたいですね。

続いて水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はCHFが1.28%、EURが0.99%、USDが0.91%、NZDが0.79%、CADが0.77%、AUDが0.76%、GBPが0.61%となっていて、力関係は【CHF>EUR>USD>NZD>CAD>AUD>GBP>JPY】という形に。

水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CAD>JPY>GBP>NZD>CHF>AUD>EUR】でしたから、円が弱い位置に変化して単独で売られていること、ユーロやスイスが強い位置に変化したことなどが見てとれます。

続いて今朝8時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日夕方以降の動きを受けてドル円クロス円ともに上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円が買われる動きに転じた場合、対円変動率が1%ほどの変動となると短期トレンドが下向きに変化します。この場合はショートのチャンスになり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、雇用統計を前に動きがどの程度出るか予測しにくいので、基本は無理せず様子見しておいて良いかと思います。もし雇用統計後に取引される場合は週末ということも考慮し、強い動きが出てもすぐに収束する可能性や発表直後に乱高下する可能性を考えておきたいところ。

それを踏まえて取引は極力早い決済を心がけ、欲張らずに大きなポジションを作らず、量を増やしたい場合は分散させたり回転させるなど、自分で工夫できるリスク軽減措置は行うようにしたいですね。

また取引せずとも翌週には雇用統計の結果を受けて週明けにしっかり動くことも多いので、そこで取引できるように相場把握しておくということは重要かと思います。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。