9月も秋分の日も過ぎると途端に日が暮れるのが早くなったと意識されますが、気温は以前として高い状況のまま。なんでも10月は記録的な高温が予想される日々とのことで、まだまだ冷房の使用する日々は続くことになりそうです。 【本日の指標】 本日は9月最終日ということで、月末要因が働き、若干賑やかな相場となる可能性があります。また、指標群も米国において8月雇用動態調査求人件数、9月消費者信頼感指数などの発表が予定されており、小粒ではありますが指標は多いなと言うのが今日一日。一つ一つの指標単独で相場を動かすようなことにはならない見込みですが、動意が少ない相場では少しの指標におけるズレを理由にして動きが発生する懸念もあり、注意が必要です。 【本日の戦略】 昨日は金曜日の終値より1円近く値を下げて148円台での取引終了。主に日本時間における下落が目立つ形でドル円売りが発生した形でした。背景も主立った原因は見当たらず、一時的に上昇したドル円の自然的な下落と考える事ができそうです。日本時間午後に発表された景気一致指数についても特段相場を動かすような要因とはならなかった模様。その後ロンドン、NY時間と大きな動きはなく推移し、静かに流れた一日と考える事ができそうです。本日も、前述の通り発表される指標自体数は多いものの、週末に控えた雇用統計見合いでなかなか動きにくいのではと考えています。週末に控えた次の日本のトップを決める自民党総裁選も高市氏と小泉氏の勢力拮抗が見て取れる状況。大勢の結論を出すにはまだ早いのかなというのが印象です。
先週末26日は東京・欧州時間は前日までのドル高の流れが続きドルは底堅い動きとなるも上値も限定的で、NY時間はドル高一服の流れとなりドル円は149.41円まで下落、ユーロドルは1.1707ドルまで反発しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 18:00:欧州・9月消費者信頼感指数・確定値 23:00:米・8月住宅販売保留指数 先週末26日のドル円は、東京・欧州時間は149.60円台〜149.90円台で小幅な値動き、NY時間はやや上値重い動きで149.41円まで下落し149.52円で引けました。今日堅調な動きとなると、150円台に乗せていけるか見ていきたいです。一方、軟調な流れとなると149円〜148円台後半への下落が考えられます。 先週末26日のユーロドルは、東京・欧州時間は1.16ドル台中盤〜後半で推移、NY時間は1.1707ドルまで上昇し1.1703ドルで引けました。 今日堅調な動きとなると1.17ドル台中盤へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.16ドル台後半〜中盤への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、夜の相場で米第2四半期GDP確報値の上昇修正を受けてドルが強く買われる展開となりましたね。前日も強い位置にあったこともあり連日のドル買いとなっているわけですが、円軸で見ると円は水曜の弱い位置からやや位置を上げており、クロス円はやや膠着感が出ていますので少し注意しながら相場を見たいところ。 このような中で今日のイベントとしてはカナダGDP、米個人所得・個人消費支出・ミシガン大消費者態度指数確報値などが予定されていて、21時半に発表が集中していますので、この時間帯に相場の流れが変化する可能性があります。 そのため夕方の欧州勢参入からNY市場前までに資金管理やポジション管理を万全にしておくとともに、取引したい方は力関係を把握して上下両方へのシミュレーションを行っておきたいですね。 続いて水曜から木曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、木曜はUSDが0.63%、CADが0.31%、CHFが0.06%、EURが-0.01%、AUDが-0.02%、GBPが-0.15%、NZDが-0.19%となっていて、力関係は【USD>CAD>CHF>JPY>EUR>AUD>GBP>NZD】という形に。 水曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>AUD>CHF>CAD>GBP>EUR>NZD>JPY】でしたから、ドルが強い位置で加速していること、円がやや位置を上げたこと、NZドルやユーロ、ポンドが弱い位置を維持していることなどがわかります。 続いて今朝10時時点の1時間足レベルの各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてドル円、カナダ円が上向き、NZドル円、豪ドル円、ポンド円が下向き、ユーロ円、スイス円がフラット気味となっていて、通貨ペアによってリスクが低い方向が違います。 そのため今後は円軸の動きを見ておくと取引機会を見つけやすく、ここから円が売られる動きが強く出てくればロングのチャンスになる通貨ペアが増えます。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円が買われる動きが進めば短期トレンドが下向きのものが出てきます。この場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、朝の相場では少し膠着感が出ているので現状は無理するのは禁物。ここから円軸やドル軸の動きが強く出てくれば取引するのが良いかと思いますし、前述のように21時半ごろに強い動きが出る可能性もあるのでそこに向けて準備をすると良さそうです。 また取引する際には週末であることを踏まえ、翌週に持ち越す余分なポジションを作るのはリスクがあるので、なるべく早めの決済を意識して取引するように心がけると良いかと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 46121.28(-171.50 -0.37%) ・日経平均(CFD)45589.60(-40 -0.09%) ・金・ゴールド 3723.51(-40.30 -1.07%) ・原油・WTI 64.83(+1.42 +2.24%) 【前日発表の経済指標】 ★★★ 23:00(米)8月新築住宅販売件数(年率換算件数) 前回:65.2万件 予想:65.0万件 結果:80.0万件 ★★★ 23:00(米)8月新築住宅販売件数(前月比) 前回:-0.6% 予想:-0.3% 結果:20.5% 【本日の戦略】 <ドルへの買いが継続> 昨日のドル円は強い地合いが続き、148円台後半へ上値を伸ばしました。根強い高インフレが意識されており、ドルへの買いが継続しています。 米8月新築住宅販売件数(年率換算件数)は予想65.0万件に対し結果80.0万件、米8月新築住宅販売件数(前月比)も予想-0.3%に対し結果20.5%と良好な結果になったことも、ドル買い材料に。 米10年債利回りは4.151%へ上昇しており、本日もドルへの買いが続くと予想します。 <クロス円も上昇> 一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。 海外勢中心に自民党総裁選が注目を集めており、円安の動きをサポート。「一時的な赤字国債の増発も容認」の高市氏なら円安、慎重スタンスの小泉氏であれば円高との見方が広がっています。 全体的に、本日も円安の流れが優勢と予想します。 <米経済指標に注目> 今晩は、米4-6月期GDP確定値や米8月耐久財受注、米前週分新規失業保険申請件数が発表されます。 米4-6月期GDP確定値は前回値と同じ予想、米8月耐久財受注は改善予想となっています。米前週分新規失業保険申請件数は若干悪化する予想ですが、大きく悪化していなければ無難に通過すると見ます。 【経済指標】 ★★★★ 21:30(米)4-6月期GDP確定値(前期比年率) 前回:3.3% 予想:3.3% ★★★ 21:30(米)8月耐久財受注(前月比) 前回:-2.8% 予想:-0.3% ★★★ 21:30(米)8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) 前回:1.1% 予想:-0.3% ★★★ 21:30(米)前週分新規失業保険申請件数 前回:23.1万件 予想:23.5万件 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 148.50〜149.80↑ ・ユーロ円 174.20〜175.50↑ ・ポンド円 199.80〜201.00↑ ・豪ドル円 97.50〜98.80 ↑ ・ユーロドル 1.1650〜1.1800↓ ・ポンドドル 1.3350〜1.3500↓ ・ドルスイス 0.7900〜0.8050↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの上昇)
ドル円は7月後半から2か月近く146-149円のレンジで硬直しており、今週も週明けはドル円は上昇していましたが、148.5円をタッチする前に反落し、執筆時点では147.8円前後という、「レンジのど真ん中」くらいの位置に戻ってきています。 ドルと他の通貨との力関係で見ると、欧州通貨との対比だとユーロ/ドルが1.18(一時1.19まで上がってた)、ドル/スイスフランが0.792(一時0.783まで落ちていた)と、このどちらもここ数年の中でも圧倒的なドル安水準にあり、その一方で対オセアニア、対円では一進一退くらいの感じで、今年はメジャー通貨の中では圧倒的な欧州通貨一強状態となっています。 この背景には、 ・ドル:トランプ大統領の暴走による「米国離れ」がまだ続いている(株はともかく米国債もかなり低調) ・日本:政局がゴタゴタしすぎ&財政状態の悪さがいよいよ目立ち始めた ・オセアニア:中国経済減速の中、景気悪化が目立ち始めた(特にNZ) という感じで、他がダメな中、欧州はドイツの財政拡張政策や、ECBの利下げも最近は打ち止め感が出てきたこともあって、相対的に強くなっていることがあります。 欧州も本来的には対中依存度は高く、また政治的にも相変わらず色々とゴタゴタしているので、長期でこのトレンドが続くとは正直あまり思っていないのですが、ただユーロ/ドルで見ても、次のターゲットが1.12の節目ではじかれるかどうかかなあというくらいで、材料的にもあまり積極的に売る理由が見当たらないので、当面は様子を見て、流れが変わる展開になるまで待つのが良いかなと思っています(そこから売っても十分間に合うくらいには高いので)。 またオセアニア通貨の中で、個人的なメイン通貨、豪ドル/NZドルについては、 ・豪:少しずつ悪い数字も目立ち始めているが、RBAはまだ比較的強気(利下げはしているものの追加利下げは慎重なスタンス) ・NZ:かなり悪い数字が目立ち始め、特に先週のGDPには大きく反応した という感じで、今は1.126と、去年超えられなかった1.12をあっさり超えた高値圏におります。 NZのGDPは普段ほとんど無風通過する指標なので、今回の反応には少し驚きましたが、ただ状況的に豪>NZの力関係なのは間違いなく、次の1.13の節目を抜けると、いよいよここ10年以上のレンジの最高値1.15も見えてくるところで、売りの自動売買がある身としては若干戦々恐々としながら見ています(豪もいずれ弱気化すると考えているので、ロスカットはせず、ただ「耐えきれたらいいなあ」という感じ)。
昨日の東京市場では小幅のドル高の動きだったものの、欧米市場ではドル安へと流れが変化しています。これは本格的な動意を伴うものと言えるかは微妙であり、特段の注目すべき経済指標がなかったこともあり、材料難のなかでの横動きの延長線上とも受け取ることができるように思います。先週のFOMC後から、ドル高の流れがやや強まったものの、ドル円では東京市場で記録した148円台前半から、結局は、昨夜は147円台へと下落しています。こうしたなかでユーロドルの堅調は継続しており、1.17台前半から後半へと買い進まれています。膠着感が強いドル円の動きは、あれこれ後付けで値動きの理由を付けたところで、結局は自然変動の範囲内なのではないかという気がしますが、円よりはユーロのほうが、対ドルでしっかりと動いているように見受けられます。 ポンドドルも、同様に1.35台乗せまで上昇しており、欧州通貨の堅調が目立っています。こうしたなかで、ユーロは円に対しても強気の動きが続いており、ユーロ円は174円台に乗せています。いずれにせよ、昨日は、東京市場でドル買い・海外市場でドル売りと潮目が変わったものの、上記のように値動き自体は煮詰まっています。報道によればオプション市場では1か月物の円のヘッジコストが1年ぶり低水準になっているとのことです。こうなると、市場は当面のボラティリティの低い動きを見込んでいると考えざるを得ず、トレンドフォローのトレード手法はなかなか厳しいものがあります。 先週は、パウエル議長がハト派的な姿勢を明示しない一方で、日銀もまた、ETF保有の縮小と年内追加利上げの可能性こそ示したものの、植田総裁は慎重姿勢を示しました。それゆえ、円買いが進んでいく展開にはなっていません。こうした政治的な膠着状態を脱していかない限り、今日も、主要通貨が本格的なトレンドをもって動く展開はないのではないかと思われます。 14:00 シンガポール8月消費者物価指数 16:15 仏9月製造業PMI 16:15 仏9月サービス業PMI 16:30 独9月製造業PMI 16:30 独9月サービス業PMI 17:00 ユーロ圏9月製造業PMI 17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI 17:30 英9月製造業PMI 17:30 英9月サービス業PMI21:30 米4-6月期四半期経常収支22:45 米9月製造業購買担当者景気指数(PMI 22:45 米9月サービス部門購買担当者景気指数(PMI 22:45 米9月総合購買担当者景気指数(PMI 23:00 米9月リッチモンド連銀製造業指数
先週金曜日の日銀金融政策決定会合では、金利据え置きが決定されました。ただし委員のうち二人が利上げを主張したことで、一時的に円買いが進む場面もありましたが、ドル円は大きく円高に振れることなく147円台での推移にとどまりました。この利上げ票については、10月会合での利上げを視野に入れた布石との見方もあり、今後は利上げ観測が高まるにつれてドル円の上値は徐々に重くなっていく可能性があります。 米国では、先週のFOMCで0.25%の利下げが実施され、年内にさらに2回の利下げが織り込まれています。一方で、2026年の利下げ回数は当初想定より少なくなる可能性が示され、ドル安トレンドが発生する可能性は低くなったと見た方がよいのかも知れません。ただし、日米金利差は確実に縮小していくため、金利差を背景にドル円を買う根拠は薄れつつあります。IMM通貨先物では円買いポジションが9万枚から6万枚へと減少し、ドル円の売りポジション解消が進んでいる状況です。結果として、ドル売り材料は弱まるなかで、実需や投資需要によるドル買いも下支えとなるため、ドル円は当面底堅く推移する可能性が高いと考えられます。 本日は自民党総裁選の告示が行われます。5人が立候補を表明していますが、事実上は有力2候補の争いとみられています。それぞれの政策スタンス次第で為替市場の反応は円安・円高いずれの方向にも振れる可能性があり、結果を見極める必要があるでしょう。 本日の戦略としては、ドル円が147円台前半から146円台にかけて下落する場面があれば押し目買いを検討したいところです。もし148円台に到達した場合、200日移動平均線が位置する148.60円付近が上値抵抗として意識されやすいため、148.50円前後では利益確定を意識しておきたいと考えます。
【HOT CURRENCY ドル円 147.50〜149.50】 18日の米国株は上昇。S&P500種31ポイント高(+0.48%)、ナスダック総合209ポイント高(+0.94%)でした。為替市場は円安+ドル高。 FOMCでは、ドットチャートが予想よりタカ派(来年1回利下げ)だったことや、FOMC前にドル安が進んでいたことから、ドル買戻しとなりました。 米新規失業保険申請件数は23.1万件(予想24.0万件)と、予想より良い結果でした。 日8月CPI・コア前年同月比は2.7%(予想2.7%)と、予想通りでした。3%を割り込んでいます。政府が電気ガス代の補助金を再開したことにより、エネルギー価格が下落しました。 本日は昼頃に日銀会合結果、15:30〜植田総裁が会見を行う予定になっています。政策金利は据え置かれる見通し、万一利上げならサプライズです。 10月利上げ示唆あるかに注目が集まっています。 目先は円安+株高の流れになっており、政策金利据え置き+10月利上げ示唆なしなら、もう一段円安が進行すると予想しています。 投資戦略はドル円買いとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
早いもので、今年も9月の半ばを過ぎ、来週は秋分の日を迎えます。多少の気温の低下は見られますが、日中の暑さは健在。まだまだ暑い日が続きますが、明確なのは一日の長さの移り変りか、さすがに日が暮れるのが早くなったなと感じる毎日です。 【本日の指標】 昨日まで行われた米国のFOMCと同じようなタイミングとなりますが、本日から日銀による政策金融決定会合が行われます。初日の本日は特に動きはなく、明日の政策金利発表と日銀総裁による会見が予定されております。 【本日の戦略】 日本時間昨晩に行われた米国での連邦準備理事会においては市場参加者の予想通り政策金利を0.25%下げることを決定。利下げ自体は約9ヶ月ぶりのことであり、年内に2回残した本会合における金利見通しについても、いずれも利下げを見込むとのことで、本格的な利下げが始まったなと感じる次第。 今回の利下げの背景は労働市場の衰退との事で、今後も雇用統計がかなり重要なファクターとして相場に影響を与えることとなるでしょう。金利自体も4.0?4.25%と、まだまだ高いと言える水準にあり、利下げの余地は十分に残しています。今後は物価上昇と労働市場の状況見合いで利下げを行っていくものと推測されます。 懸念点としては先日報道されたFRBメンバーのクック理事解任問題で、新たな理事として送り込まれたミラン理事のように、0.25%の利下げでは足りずに0.5%の利下げを主張するなどのFRB内における意見の分裂。これはトランプ大統領側が送り込んだメンバーによる利下げ工作と、それには属さない側のせめぎ合いとの構図とも読み取ることが出来てしまいますが、不透明な経済先行きと相まって懸念事項の一つ。解任騒動の渦中にるクック理事も、裁判所による解任手続き差し止め判断によって、昨晩のFRBに参加するというなんとも奇妙な状況。 なお、相場の反応はNY時間後半の日本時間AM3時頃にドル円が大幅下落して145円半ばまで円高が進む場面がありましたが、その直後は1.5円近く跳ねる形で147円台に到達。これらの動きは米国長期金利の上昇による日米金利差拡大が背景にあるようで、今後行われる日銀金融政策決定会合次第ではその流れが顕著となり、長らく動きが無かったドル円に対して布石を打つ価値になるかもしれません。 取り急ぎ現状は週の戦略であるドル円売りのキープを続けます。
昨日は米8月小売売上高が予想より強い結果となったことでややドル買いとなるも、その後ドル売りが強まる流れとなりドル円は146.28円まで下落、ユーロドルは1.1878ドルまで上昇しました。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 08:50:日・8月貿易統計 15:00:英・8月消費者物価指数 18:00:欧州・8月消費者物価指数 21:30:米・8月住宅着工件数/8月建設許可件数 22:45:BOC政策金利発表 27:00:FOMC政策金利発表 昨日のドル円は東京時間147円台中盤から146円台後半まで下落し欧州時間は146円台後半〜147円台前半で推移、NY時間は軟調な流れとなり146.28円の安値を付けました。今日も軟調な動きとなると146円付近、まだ下へ行くと145円台中盤への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると147円付近、まだ上へ行くと147円台中盤まで上昇できるか見たいです。 昨日のユーロドルは欧州時間1.18ドル台前半まで上昇し、NY時間は堅調な動きで1.1878ドルの高値を付けました。今日も堅調な動きとなると1.19ドル台前半、まだ強い動きとなると1.19ドル台後半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.18ドル台前半、まだ下へ行くと1.17ドル台後半への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、先週末に強い位置にあったドルが弱い位置に変化したいっぽうで、円は弱い位置を維持するなど、円軸ドル軸の動きが明確な一日となりましたね。 ただ今日は朝から円が買われていて円の強弱が反転しており、各通貨の短期トレンドの方向性も乏しくなりつつあるので、11時時点では取引難易度が少し上がってきているかなというところ。 このような中で今日のイベントとしては英雇用統計、独ZEW景況感調査、ユーロ圏鉱工業生産、加消費者物価指数、米小売売上高・鉱工業生産などの発表が予定されており、特に夜の米指標では強い動きが出る可能性も。 そのため夕方の欧州勢参入からNY市場前までに資金管理やポジション管理を万全にしておくとともに、取引したい方は力関係を把握して上下両方へのシミュレーションを行っておきたいですね。 続いて先週金曜から月曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、月曜はCADが0.35%、AUDが0.28%、NZDが0.17%、CHFが0.14%、EURが0.13%、GBPが0.10%、USDが-0.13%となっていて、力関係は【CAD>AUD>NZD>CHF>EUR>GBP>JPY>USD】という形に。 先週金曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CHF>EUR>GBP>CAD>AUD>NZD>JPY】でしたから、円が弱い位置を維持していること、ドルが強い位置から弱い位置に変化したこと、弱い位置にあったオセアニアやカナダが強い位置に変化したことなどがわかります。 ただ今日は朝から円が買われており、全体の差が小さくなっていますので、その点も考慮すると11時時点では全体に横並びに近いと考えて良さそうです。 続いて今朝11時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日NY市場以降の動きを受けてドル円クロス円ともにフラットから上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが出ればロングのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円が買われる動きが進めば短期トレンドが下向きのものが出てきます。この場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、朝から円軸の動きが出ていることも考えると、まずは円軸の力関係を見ておき、それをもとに上下両方へのシミュレーションをするのが良いかと思います。 このまま朝からの円買いが加速すればわかりやすくて良いのですが、夕方以降はまた指標等も多く変化するかもしれませんので、その可能性も考えて必ず上下両方にシミュレーションはしておきたいですね。 また明日以降BOC、FOMC、BOE、そして日銀など政策金利発表が続くことから、不安があれば無理せず様子見しておき、もう少し自分にとって取引しやすい相場が来るのを焦らず待つというのも良い方法かと思います。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【先週末の結果】 ・ダウ平均 45834.22(-273.78 -0.59%) ・日経平均(CFD)44675.50(-92 -0.21%) ・金・ゴールド 3644.80(+11.06 +0.30%) ・原油・WTI 62.56(+0.19 +0.30%) 【先週末の経済指標】 ★★★★ 23:00(米)9月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 前回:58.2 予想:58.0 結果:55.4 【本日の戦略】 <株高で円安の地合いに> 先週末のドル円は買戻しが続き、一時148円台へ乗せる場面もありました。しかし、その後は米9月ミシガン大学消費者態度指数が予想58.0に対し結果55.4と予想を下回ったことで売りに押され、147円台半ばへ戻して週末を迎えています。 ただ、米10年債利回りは4.061%へ上昇しているため、ドル円は147円付近を維持し堅調な推移が続くと予想します。 一方、クロス円も連れ高となって全体的に上昇しました。先週末の日経平均株価やナスダックが史上最高値を更新するなど、株高による円安がサポート。本日も、堅調な推移が続くと見ます。 <ロンドン時間まで薄商いか> 本日の東京市場は、敬老の日で休場です。為替市場は通常通りですが、市場参加者が少ないため序盤はほぼ動きがないと思われます。ロンドン時間以降の値動きに、期待しましょう。 【経済指標】 ★★★ 21:30(米)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数 前回:11.9 予想:4.8 (休場)東京市場 敬老の日 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 147.00〜148.50 ↑ ・ユーロ円 172.60〜174.00 ↑ ・ポンド円 199.80〜201.00 ↑ ・豪ドル円 97.80〜99.00 ↑ ・ユーロドル 1.1650〜1.1760 ↓ ・ポンドドル 1.3450〜1.3600 ↓ ・ドルスイス 0.7920〜0.8050 ↑ 【通貨の強さ】 ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル 【注目通貨】 ・ドル(米利回りの上昇)
今週の注目材料は米インフレ2指標+米30年債入札+新規失業保険申請件数辺りだと思っていましたが、その結果としては 生産者物価指数:予想年率3.3%に対して2.6%と数字はかなり弱い数字になる 消費者物価指数:年率2.9%の増加とかなり高めの数字ではあるが、予想通りでもあった 米30年債入札:「普通」「無難」という感じ 新規失業保険申請件数:24万500件と4年ぶりの高水準 という感じで、「雇用の悪化はまた出てきた」「インフレについてはしつこいながらも予想通り」「米国債入札は普通」という感じで、これまでの相場認識を追認しつつ、ただインフレについては特に生産者物価指数の前月のサプライズに比べるとかなりマシな結果となり、市場は「金融緩和によるソフトランディング」を意識するような「程よい内容」となりました。 ドル円については、週明けに石破首相辞任を受けて148.5円を付けましたが、上記のような環境下で基本的に下げ基調にあり、一時146.5円割れをして、今も147.2円くらいの位置にあります。 ドル円については、当然ながらアメリカの金融緩和で下げ、日本の引き締め(利上げ)で上げる通貨なのですが、ドル円はこれだけアメリカの利下げが織り込まれてもなおこの147円くらいの水準で、150円に近づくと「為替相場を注視」などと軽めの口先介入のジャブを放ってくる状態で、大きく円高が進むシチュエーションがあまり想像しづらい展開となっています。 日本については、やはり政局の混乱と財政の悪さがいよいよ注目され始めたこと、さらにはインフレの中でも引き締めが行えていないことが売り材料になっていますが、最後のインフレでも引き締めが行えないのは財政の悪さに起因する部分も多分にあり、そうした点から自民党の総裁選で積極財政派の高市氏が首相に選ばれた場合、円安はさらに進行する可能性が高そうだと見ています(そもそも高市氏は過去に「利上げはアホ」と発言したこともあり)。
最近、材料自体は色々出てくるのですが、為替市場の値動きは、煮詰まっている感もあります。 一昨日のニューヨーク市場では、米雇用者数の年次改定があったところ、91万人の下方改定となり、ドルのネガティブな材料になりました。 しかし、すでに雇用情勢の悪化は市場に織り込まれている感もあり、ドル売りの一服後は、ドルが反発する結果でした。ドル円は146円台前半から147円台へと戻し、昨日の東京市場でも、その流れを受けて、ドル円は147円台半ばでの推移でした。 どうも、このあたりのレンジでの値動きが長期化してきている感があります。目先の材料で振幅はあるものの、明確なトレンドに基づく動意があるわけではないように見受けられます。 昨夜、米労働省が発表した8月の卸売物価指数は、サービス価格の低下により、前月比は0.1%低下と、予想外のマイナスでした。あわせて、7月は0.9%上昇から0.7%上昇に下方修正されています。 これは、予想を上回る速度で、インフレの抑え込みが成功していることを示すもので、関税の影響も目立ったものではなく、雇用情勢の悪化とあわせて、アメリカの早期かつ大幅な利下げ期待を強めるものです。 これらの材料が揃えば、基本的にはドル売りが進むはずなのですが、ドル円は147円台を維持。ここから単純にドル安トレンドに移行するかと言えば微妙でしょう。 日欧の動向次第の面もあり、また、金利の先安はすでに、市場である程度織り込まれている面もあり、これだけでドル安の方向が展望されると断ずるのは早計でしょう。 とはいえ、9月のFOMCの利下げ幅に関して、大幅利下げの可能性すら取りざたされるなど、目先の指標が利下げに追い風になっていることは確かです。実際、ドル円のみならずユーロドルでもドルが売られる場面があり、一時1.17に入りました。 もっとも、今夜の米消費者物価指数(CPI)のほうが重要であり、昨夜は前哨戦です。 CPIがまたも市場予想よりも低い伸びになれば、また一段と、大幅利下げ観測と金利先安観が強まります。今日はCPIの内容を見極めて慎重に動きたいところです。 18:00 南アフリカ4-6月期四半期経常収支 20:00 トルコ中銀政策金利 21:00 メキシコ7月鉱工業生産 21:15 ECB政策金利 21:30米8月消費者物価指数(CPI) 21:30 米週次新規失業保険申請件数 21:45 ラガルド総裁会見 27:00 米8月月次財政収支
今週のドル円は、石破首相が辞任意向を表明した影響で週初は円安方向に窓を開けてスタートしましたが、その後はじりじりと円高が進み、昨日は146円台まで下落しました。円高要因としては、日銀関係者が「政治が混迷しても年内利上げを排除しない」と発言したとの報道が挙げられます。これまで利上げを楽観視していた市場にとっては利上げもあるぞと思わせる形となり、円買いを促す結果となりました。 押し目買いを待つ参加者にとっては良い調整局面であり、実需の買い需要も根強く、円高が一方的に進む展開は想定しづらい状況です。今月の日銀金融政策決定会合では現状維持が見込まれており、大きな円高トレンドが直ちに発生する可能性は低いと考えられます。 昨日の値動きを見ても、146円台前半から徐々に買い戻され、今朝の時点では147円台まで上昇したことで日足チャートでは下ヒゲの長いほぼ十字線となりました。やはり下がったら買いの戦略が有効と見て、146円台では買い狙いとしておくのが良さそうです。 本日の注目イベントはNY時間に発表される米PPIです。明日のCPIを控えた前哨戦として注目しており、結果次第では一時的な値動きが見込まれます。ただしNY時間以降はCPI待ちのムードとなる可能性があり、無理な追随は避け、適度な利益確定を心掛けるか、ポジションを持っていない場合は中途半端な水準でのエントリーを控えたいところです。ドル円に限らずクロス円にも押し目買いの好機が訪れる可能性があり、特にユーロ円での押し目買いが有効と見ています。
【HOT CURRENCY ドル円 146.50〜148.00】 8日の米国株は上昇。S&P500種13ポイント高(+0.21%)、ナスダック総合98ポイント高(+0.45%)でした。為替市場はドル安。 石破首相退陣を受け、週明けの円相場は下落して始まりました。 ドル円は一時148.57まで上昇する場面がありましたが、ドル売りに押されて147円前半まで下落しています。 米10年債利回りは4.04%と、約5カ月ぶり水準まで低下しました。ドル全面安となり、ユーロドルは1.17台後半まで上昇しました。 9月FOMCでの0.25%利下げ再開は確実視されており、12月も0.25%利下げが織り込み済みです。 10月も利下げし、年内3回利下げとなるかに関心が向かっているため、11日(木)米8月CPIに注目が集まっています。 ドル円は緩やかに下落して行くと予想しています。 投資戦略はドル円戻り売りとします。 それでは本日も頑張りましょう! ※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。
最近、第三言語を取得するためのアプリを始めました。何でも外国語を学ぶのに世界中で人気のアプリとかで、母国語、英語につづく第三言語を習得すべくスタートした形になります。かつて中学生の頃にアルファベットから始め、やれbe動詞だ現在進行形だとやっていた時とは異なり、時間がまったくない40代の手習いですが、AIも交えてかなり時短で効率的な学習ができるなという印象です。一日一日コツコツ積み上げていきたいなと思っている次第です。 【本日の指標】 本日の指標は特に目立ったものはありません。 【本日の戦略】 石破首相の退任。長らく本件は取り沙汰されておりましたが、ようやくその決断に至ったようです。この週末に日本の石破首相辞任のニュースが紙面を賑わせました。以前より支持率は低く、発足当時に行われた衆議院選挙での過半数割れ、ついこの前行われた参議院選挙でも敗北を喫し、常に辞任の話が身の回りに絶えない状況にありました。大きな成果としては日米関税の合意や米問題の解決、過去最大の賃上げ幅などいくつか特質すべきものはあります。しかしながら低い支持率に多党化した野党というのは、今までの自民党一強時代の終焉がまさに目に見えてきたと考えます。 後任を選ぶ自民党総裁選挙は、誰が候補になるかはこれから見えてくることでしょう。今回の辞任による市場への影響はこれからとされておりますが、高値が続く株式相場には期待感からの更なる上昇、そして為替相場は円安が期待される場面です。ただし今回の退任によって、首相の重要な任務である、対外政策や経済への各種政策の実施は確実に遅れる見込み。更にはあくまで日銀側の仕事と言えども、利上げの時期を巡っては9月確実に利上げ確実と言われていたことに対してネガティブなものとなるかもしれません。ある意味これから再スタートを切ってのストーリー構築となるでしょう。 今回の辞任騒動で9月8日月曜日のドル円相場は窓を開けての開始。金曜日の終値から50pips近く跳ね上がっての月曜日の相場開始。方向感がないドル円相場が続きますが、今回の件が方向性を出すことを期待するのみです。
昨日は米8月ADP雇用統計や米新規失業保険申請件数の予想より弱い結果を受けNY序盤はドルが売られました。その流れも続かず買い戻され、その後、米8月ISM非製造業景況指数の予想より強い結果等を受け、ドル買いの流れとなりましたが、NY午後はドル反落の動きとなり、明確な方向は掴みづらい動きとなりました。ドル円は147円台後半〜148円台後半で推移、ユーロドルは1.1630ドル〜1.1670ドルでの小幅な値動きでした。 今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。 15:00:英・7月小売売上高 21:30:加・8月新規雇用者数/8月失業率 21:30:米雇用統計 昨日のドル円は東京時間は147円台後半〜148円台前半で推移し、欧州時間は148.10円〜148.40円付近での小動き、NY時間は堅調な動きで148.78円まで上昇も午後は148.40円台まで反落しました。今日堅調な動きとなると、149円付近〜149円台前半へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると、148円〜147円台後半への下落が考えられます。 昨日のユーロドルは1.1630ドル〜1.1670ドルでの小幅な値動きでした。今日堅調な動きとなると、1.16ドル台後半〜1.17ドル付近へ上昇できるか見たいです。一方、軟調な動きとなると1.16ドル台前半〜1.16ドル付近への下落が考えられます。 では、今日も頑張りましょう!
昨日の為替相場は、朝からNYオープンあたりまでは円が弱い位置で推移する展開となりましたが、その後NY後半にかけては円が強い位置に変化、一方でドルは火曜に売られていたところから若干戻しており、雇用統計を前にして円軸、ドル軸の動きがしっかり出た相場となりましたね。 今日も引き続き円軸ドル軸の動きを見ておくと取引機会を見つけやすいかと思いますが、雇用統計前で神経質な動きになる可能性も考慮して、あまり深追いしない程度の気持ちでいたいところ。 このような中で今日のイベントとしてはスイス消費者物価指数、英建設業PMI、ユーロ圏小売売上高、米ADP雇用統計・貿易収支・ISM非製造業景況指数などの発表が予定されており、特に夜の米指標では強い動きが出る可能性も。 そのため夕方の欧州勢参入から夜の雇用統計前までに資金管理やポジション管理を万全にしておくとともに、取引したい方は力関係を把握して上下両方へのシミュレーションを行っておきたいですね。 続いて火曜から水曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、水曜はAUDが0.24%、GBPが0.22%、NZDが0.10%、EURが0.02%、CHFが-0.04%、USDが-0.14%、CADが-0.25%となっていて、力関係は【AUD>GBP>NZD>EUR>JPY>CHF>USD>CAD】という形に。 火曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【USD>CAD>CHF>AUD>EUR>NZD>JPY>GBP】でしたから、ドルやカナダが弱い位置に変化したこと、ポンドやオセアニアが強い位置に変化したこと、全体的に終値ベースの差が小さくなっていることなどが見てとれます。 続いて今朝9時時点の各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日NY市場以降の動きを受けてドル円クロス円ともにフラットから下向きとなっていますので、現状は円買いの動きが出ればショートのチャンスになりやすい状態。この場合は力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。 逆にここから円が売られる動きが出てきた場合短期トレンドが上向きのものが出てきます。この場合はロングのチャンスとなり、力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。 取引するうえでのポイントとしては、ADP雇用統計やISM非製造業景況指数に注目が集まりそうなので、基本は円軸ドル軸の動きを見ておき、指標前後でどのような変化が出るかによってその後の行動を変えていくと良さそうです。 ただ明日には米雇用統計が予定されていて、市場もあまり偏ったポジションを取らない可能性もあるので、取引する際には早めの決済を心がけ、雇用統計前に不要なポジションを作らないように工夫しておきたいですね。 また普段ドルストレートで取引されている方は、この週末2日間の動きに期待されているかもしれませんが、必ずしも指標だからといって取引チャンスが来るわけではなく、何もない普通の相場でも取引しやすい場面が来ることがあるので、あまり前のめりにならず、少し難しそうだなと思ったら様子見するぐらいの気持ちを持っておきたいですね。 それでは、今日も一日頑張りましょう!
みなさんこんにちは、斉藤学です。 【前日の結果】 ・ダウ平均 45295.81(-249.07 -0.55%) ・日経平均(CFD)42101.60(-208 -0.50%) ・金・ゴールド 3538.82(+62.95 +1.81%) ・原油・WTI 65.62(+1.61 +2.52%) 【前日発表の経済指標】 ★★★ 22:45(米)8月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 前回:53.3 予想:53.3 結果:53.0 ★★★★ 23:00(米)8月ISM製造業景況指数 前回:48.0 予想:49.0 結果:48.7 【本日の戦略】 <ドル円は148円台前半へ上昇> ドル円はじり高で推移していましたが、ロンドン時間に入るとまとまった買いが入り急伸。対ドルでポンドが売られた反動で、一時148円台後半へ上値を伸ばす場面もありました。 米10年債利回りは4.2%台後半へ上昇しており、本日もドルへの買いが続くと予想します。 <ポンドへの売りが目立つ> 一方、通貨別にはポンドが弱く、対ドルで-1%超の下落。英30年債利回りは一時5.72%と1998年以来の高水準、英10年債利回りも4.81%と1月以来となる高水準になったことが売り材料に。市場では、秋の英予算案発表を控えた、英財政の継続性に対する警告と捉えられています。 世界的に債券市場で債務増大の懸念による売りが出るなか、独30年債利回りや仏30年債利回りも一時14年ぶりの水準に上昇しました。この影響で、しばらくは欧州通貨が弱く、ドル買い優勢の地合いと見ます。 <ADP雇用統計は明日発表> 今週は、月曜日のNY市場がレイバー・デーで休場だったため、通常は水曜日に発表される米ADP雇用統計の発表は明日にずれています。金曜日には米8月雇用統計が発表、重要イベントを前に様子見ムードとなる時間帯が増えそうです。 【経済指標】 ★★★★★ 27:00(米)米地区連銀経済報告(ベージュブック) 【本日の予想レンジ】 ・ドル円 147.80〜149.20↑ ・ユーロ円 172.00〜173.50↑ ・ポンド円 197.50〜199.00↓ ・豪ドル円 96.20〜97.50 ↑ ・ユーロドル 1.1550〜1.1700↓ ・ポンドドル 1.3300〜1.3430↓ ・ドルスイス 0.8000〜0.8150↑ 【通貨の強さ】 ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド 【注目通貨】 ・ポンド(財政懸念による英利回りの上昇)
先週のドル円は147-148円をメインとした非常に小さい値動きで、通貨強弱で見てもオセアニアが若干強いくらいで、円・ドル・ユーロの明確な強弱感はなく、為替相場的には退屈な週となりましたが、月曜日もあまり大きな値動きはなく過ぎました。 ただ今週はこれから雇用統計周り、新しくFRBとなるミラン氏(関税の時も話題になった「ミラン論文」の執筆者)の発言等、様々な材料が出てくる中で、今週については値動きが期待できるかなと考えており、今回はその辺りを書いていきたいと思います。 まず何故今月の雇用統計が非常に重要かというと、先月のジャクソンホール会議でパウエル議長がついにハト化し9月利下げを示唆しましたが、その背景事情として ・インフレは予想以上に強くしつこい ・一方で雇用は悪化しており、特に先月の雇用統計は過去の分の下方修正まであった という状態の中で、「インフレの抑制」「雇用の最大化」というバランスを考慮したというのがあります。 ただ、その中でも利下げについては「慎重に進める」とも発言しており、そのため、アメリカの金融政策については、今は雇用状況というのが非常に重要になっており、それが今月の雇用統計が大きく注目される要因となっています。 またミラン氏の発言については、4月の関税ショックの時もトランプ大統領が「ミラン論文」をベースにした経済政策を行っているとして非常に注目を浴びましたが、今回FRB理事としてそのミラン氏が指名されており、今週木曜にその公聴会があるということで、注目されています。 ミラン氏は「基軸通貨としてドルが使用されることでドルが過大評価されており、アメリカが貿易上不利益を被っている」と論文の中でも主張しており、FRB理事となった際には利下げを強く要求すると予想されており、場合によっては「通貨切り下げ」の主張がなされる可能性もありうると考えられます。 こうした状況を考えると、ドルについては今週は値動きがありそうで、ただどちらに動きそうかといえば今のリスクオフになりそうな空気感や、雇用が明らかに弱ってきている流れなども踏まえると、ドル安方向の方が想像しやすいかなと個人的には考えていて、特にリスクオフで上がるスイスフランとの通貨ペア「ドル/スイスフラン」などは下落が怖いなあと思っています(個人的には買い持ち)。
このところ、為替市場では、アメリカの経済指標の下振れリスクが意識はされているものの、他方で主要通貨の間での値動きは、やや煮詰まっている感があります。テクニカル的には膠着感がある展開です。 こうしたなかで、今週は、5日金曜日に、8月の米雇用統計が発表される予定です。 このところドルはアメリカの経済指標に対する反応がイマイチですが、雇用統計には相応の反応が出てくると思われます。前回7月の雇用統計は値動きに非常に大きな影響がありました。 7月は、非農業部門雇用者数の伸びが、前月比7.3万人増と市場予想の10.6万人増を大きく下回ったこともネガティブでしたが、それよりも5月と6月の数字が大幅に下方修正されたことがサプライジングでした。 それぞれ、14.4万人増、14.7万人増から、1.9万人増、1.4万人増へ訂正と、目を疑うような大規模な下方修正でした。さすがにこれは市場に大きなショックを与え、ドル売りと金利の先安観が非常に強まる展開となりました。 失業率も、予想通りではあるものの4.2%と、先月の4.1%から悪化しており、アメリカ経済の減速が誰の目にも明らかになっています。 今日はアメリカが祝日で休場ですので大きな動きは想定されないものの、明日2日の8月米ISM製造業景気指数、4日のADP雇用者及びISM非製造業が控えており、これらの指標の内容次第では、ある程度の反応が出てくる可能性があります。 もっとも、最終的には、金曜の雇用統計でしょう。これが、従来の市場の雰囲気を継承する形で、市場の予想通りもしくはそれよりも弱い内容であった場合には、市場は9月の利下げが確実視される雰囲気になると思われます。 さらに、FOMCの9月利下げを完全に織り込んだうえで、一部で取り沙汰されている年内3回の利下げ観測も高まることも予想されます。 その場合、今はテクニカル的に膠着状態に近い状態のドルに対して、再び売りが強まる可能性もあります。これらを踏まえれば、いずれにせよ今日は様子見相場でしょう。 10:30 オーストラリア 7月住宅建設許可件数 10:45 中国8月Caixin製造業PMI 15:00 英8月ネーションワイド住宅価格 15:30 スイス7月実質小売売上高 16:00 トルコ4-6月期四半期GDP 16:00トルコ8月製造業PMI 16:30 スイス8月製造業PMI 16:50 仏8月製造業PMI 16:55 独8月製造業PMI 17:00 ユーロ圏8月製造業PMI 17:30 英8月製造業PMI 17:30 英7月消費者信用残高 17:30 英7月マネーサプライM4 18:00 ユーロ圏7月失業率 24:00 メキシコ8月製造業PMI
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