兵ブロガーバックナンバー(2025年10月)|FX|外為オンライン FX取引 − あなたの為の、外為を。

バックナンバー 2025年10月

2025/10/17

斉藤学さん

ドル安の地合いと予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】

・ダウ平均    45821.10(-301.07 -0.65%)
・日経平均(CFD)47902.00(-375 -0.78%)
・金・ゴールド  4307.65(+100.13 +2.38%)
・原油・WTI   57.087(-0.76 -1.31%)

【前日発表の経済指標】

★★★
21:30(米)10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 前回:23.2 予想:10.0 結果:-12.8

【本日の戦略】

<ドル円は150円台前半へ下落>

昨日のドル円は上値の重い状態が続き、NY時間に入ると150円台前半へ下落しました。

米中貿易戦争への懸念が高まっていることや、米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が結果-12.8と予想10.0に反しマイナスだったことがドル売り材料に。また、12月の米利下げがほぼ確実視されており、ドル売り圧力となっています。

米10年債利回りは3.970%へ低下、4%台を割れたことで本日もドル安の地合いが続くと予想します。

<ゴールドの上昇もドル売り圧力>

商品相場を見ると、ゴールドへの買いが続いておりドル建てで4300ドル台へ乗せました。史上最高値更新が止まらず、これもドル売り要因となりました。

さらに、米政府機関閉鎖の影響で、直近の米経済指標の多くが発表延期となっていることも重し。ドル買い材料が極端に減っているため、引き続きドルに買いの入りづらい流れが続くと予想します。

【本日の予想レンジ】
・ドル円   149.00〜151.00↓
・ユーロ円  174.80〜176.50↓
・ポンド円  201.00〜202.50↓
・豪ドル円  96.50〜98.00 ↓
・ユーロドル 1.1650〜1.1800↑
・ポンドドル 1.3400〜1.3550↑
・ドルスイス 0.7800〜0.7960↓

【通貨の強さ】
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル

【注目通貨】
・ドル(米10年債利回りが4%台割れ)

2025/10/16

為替研究所さん

2025/10/16時点相場短観

先週の金曜深夜にいきなり出てきた「中国によるレアアース輸出規制に反発して100%の追加関税を課す」「習近平主席との会談もやる理由がなくなった」というトランプ大統領の発言で、ドル円は大きく下げて終わりましたが、その後週末の間に「習近平主席との会談はキャンセルしていない」と言ったり、習近平主席側も「レアアース輸出規制の影響は限定的」という等、双方が火消しに走ったこともあり、週明けは152円くらいまで戻してのスタートとなりました。

ただし、これでこの話は終わりかというとそんなことにもならず、今週も中国が米国企業に制裁を課したり、米国側も大豆の購入拒否への報復措置として中国との食用油貿易停止などもあったりで、今週も「緩やかなリスクオフ」という感じで、為替で言うと円やスイスフランが強くなっており、そしてそれ以上に金は史上最高値を連日更新し、その上げ幅もどんどん大きくなっています。

また、米政府機関閉鎖も現在も続いており、最近だとベッセント長官が「政府機関閉鎖は1日当たり最大150億ドルの損失をもたらす可能性がある」と述べるなど、解決への呼びかけを行っておりますが、今時点では解決のめどは立っておらず、どうなるかという感じです。

なお、こんな感じでリスクオフの空気は漂っているものの、株価については先週末に下げてからは回復基調にあり、また史上最高値更新もまた視野に入り始めている状態で、これについては「TACO(Trump Always Chickens Out)」を予想したものだとか、ショートカバーだとか色々な説はあります。とはいえ、よりリスクオン・オフに反応する仮想通貨は下がっていることからも、決して楽観的な状況ではないよなと思いながら見ています。

トレードの目線としては、個人的にはユーロ/スイスフランが0.93を割ってきたことから少し旨味が出てきたかなと思って、軽く買いを入れています。この通貨ペアについては、スイス側が自国通貨のレートとして一番意識しているのが対ユーロで、ここが大きく下がる(スイスフラン高になる)と為替介入の可能性も高まってくることから、この辺りから買っていこうと元々考えており、その通りに実行した感じです。

ただ、逆にそれ以外の通貨ペアだと、正直今は難しいなという感覚で、あまり積極的にトレードしたい状況ではないなとも思っています。

2025/10/15

為替太郎さん

株式市場の軟調に警戒感も、ダウ続伸で一安心

このところ、米中の貿易摩擦を主たる材料にして、株式市場、とりわけ日本株が大きく崩れてきたのが、やや気になる状況でした。

実際、昨日の東京株式市場では、リスクオフのムードの高まりにより、日経平均株価は前営業日比1241円48銭安と大幅に続落。4万6847円32銭と、4万7000円台を割り込む展開になっています。

こうした株式の値段の動きの大きい状況では、為替市場も必然的にリスクオフ・リスクオンを通じて、株式市場の流れに大きな影響を受けます。

もっとも、今の下落局面は内外でややニュアンスに違いがあり、株式市場は、月曜の欧州市場や米国市場では反発だったものの、東京市場では下げ続けた形でした。

レアアースの輸出制限をはじめとする米中の貿易摩擦が改めて世界経済の先行きに不安を広げているだけではなく、国内でも公明党の連立離脱等の政治的混乱も日本株の売りに繋がった形です。

とはいえ、昨夜のニューヨーク市場で、ダウ平均が続伸したことで、今日段階ではひとまず東京でもリスクオフムードに一息つく可能性が高そうです。

なお、ダウは取引時間中にプラスに転じて昨夜の取引を終えていますが、ナスダックはマイナスで終わっており、強さ一辺倒というわけではありません。

いずれにせよ、今の材料は、トランプ大統領の発言と中国政府による対抗措置を巡るさや当て一色になっており、極めて政治的で予測が難しい相場状況です。市場参加者も、様子見を基本にせざるを得ない面があります。

そうしたなかで、ドル円は、今週の週明けは152円台前半を中心とした動きでしたが、要人発言や株式市場に揺さぶられる流れになり、昨夜のニューヨーク時間の終盤では、ドル円は151円台後半での取引となりました。

ドル円は、152円台に入ると、チャート的に上値の重さを感じます。高市氏の自民総裁選勝利を材料にした円売りの流れが収まりつつあると思われます。

ドル円はしばらく今の水準からの上値は重い展開になることも予想されます。

10:30 中国9月生産者物価指数
13:30 8月鉱工業生産
13:30 8月設備稼働率
15:45 仏9月消費者物価指数
18:00 ユーロ8月鉱工業生産
20:00 米MBA住宅ローン申請指数
20:00 南ア8月小売売上高
21:30 米10月ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 カナダ8月製造業出荷
21:30 カナダ8月卸売売上高
27:00 米ベージュブック

2025/10/14

しーさん

政局不安と関税に揺れる市場

昨日は日本のスポーツの日で東京市場が休場となり、ドル円は大きな動きなく推移しました。米国もコロンブスデーで債券市場が休場でしたが、為替市場は取引が行われ、ドル円は152円前後での小動きとなりました。先週金曜日にはドル円が急落しましたが、これはトランプ大統領が中国に対して100%の追加関税を課すと表明したことが背景にあります。今週はやや戻し気味のスタートとなりましたが、またもや「関税カード」を切ってきたのかと感じる出来事でした。

先週の「高市トレード」で利益を伸ばしていた投資家にとっては、不意の下落局面で利益の一部を失う展開となった方もいるかも知れません。公明党が自民党との連立を解消したことによる政局不安も加わり、日本国内の政治リスクもあって、利益を伸ばしやすい状況はあっという間に終わってしまったのかも知れません。今回の政局については様々な意見が飛び交う中、個人的には日本の国益につながる政治をしてもらいたいと思いますが、高市トレードといったわかりやすい円安相場が続いてくれることで、個人投資家としての恩恵を受けたいところです。

米国では政府機関の閉鎖が続き、欧州ではフランス首相交代による政局不安、日本ではトップ交代への思惑が交錯するなど、グローバルな不透明感が強い状況です。テクニカル的にはドルインデックスが底打ちから上昇に転じつつあり、利下げ局面でありつつも最終的にドルが買われる可能性を意識しておくと良いかも知れません。基本スタンスとしてはドル買い目線を維持したいと考えます。

本日は、東京タイムからNYタイムにかけて各国の指標発表が予定されていますが、いずれも市場を大きく動かすほどの材料にはなりにくい見通しです。ドル円は150円を明確に割り込まない限り、押し目買い方針を継続し、150円〜153円のレンジ内での買い回転を基本戦略としたいと考えます。

2025/10/13

ZEROさん

【米株式市場どこまで戻せるか注目】HOT CURRENCYドル円151.00-153.00

・本日の東京市場は休場。米国株が先週末の急落からどこまで戻せるか注目しています。

先週末は中国によるレアアース輸出規制を受け、トランプ大統領が対中関税100%を課すと伝わり、
リスク回避の動きから大幅な株安+円高となりました。

今週は米中の対立が激化するか?軟化するか?に注目が集まっています。

国内では自民党総裁選で高市氏が勝利すると、円安+株高で反応しました。
高市新総裁が無事に首相になれるか注目しています。

高市トレードの円安+株高は、無事に首相になることが前提となっています。

引き続き米政府機関閉鎖が継続しており、米重要指標の発表が遅れています。
そのため国内外ともに政治が材料になっています。

トレンドが進行していく相場ではなく、発言に一喜一憂して乱高下すると予想しています。

投資戦略はドル円が急落した場面では短期で買い。戻ればすぐに利食い、戻らなければ
早めに損切りしたいと考えています。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

2025/10/10

とあるエンジニアKさん

円安進むもドル円売り継続

秋がなくなって久しいとは言われるものの、身体は相対的に暑さ寒さを判断するのか、連日25度近辺まで上昇する夏日を迎えるものの、それでも厳しかった連日の暑さが終わりを告げることで、秋の訪れを確実に感じる気候を迎えたように思います。

【本日の指標】
本日発表される指標群の中で目立ったものはありません。指標によって動かされる一日ではないでしょう。

【本日の戦略】
じわじわと上昇するドル円です。先週土曜日に新たな自民党総裁として選出されましたが、月曜日から窓を開けたドル円はいよいよ153円台まで突入する状況。

原因はどうやら二つあるようで、高市新総裁が打ち出す積極経済政策による財政悪化の懸念と、公明党との連立政権樹立に対して黄色信号が見受けられることにあります。前者についてはあくまでも相場参加者の予想によるものなので、ある程度円安が進んだところでブレーキがかかるものと推測されます。後者も現時点では明確な出口は見えないものの、この難しい局面を打破するには今までの自公連立というのがセオリーではあるので、両党が調整して妥結点を探るものと推測されます。

従って以上述べた以外に強烈な要因がない限りは、例えば次の節目である155円は眺めつつも、それ以上の円安水準になだれ込むことはないものと見ております。事実、9日の夜のTVでの??市新総裁による円安への牽制発言、続いて10日午前中には進む円安に対して財務相からの牽制発言があるなど、円安に進めば進むほどその勢いについて、周囲の状況から失われてくるものと予想しております。

ここからの途転ドル円買いは心理的に難しく、週の戦略であるドル円売りを継続することとします。ポジションキープで様子見の相場とします。

2025/10/09

しましまさん

ドル円の上昇止まらず、今日も高値更新となるか?

昨日も日銀の早期利上げ観測の後退等を受けた円売りの流れが続き、ドル円は欧州時間に153.00円の高値を付けNY時間は上値重い動きとなるも152円台中盤〜後半で推移しました。

ユーロドルは1.16ドル付近〜1.16ドル台中盤で上値重い動き、クロス円は軒並み堅調な動きでユーロ円は177.86円、ポンド円は205.32円、豪ドル円は100.61円の高値を付けました。

今日の主な経済指標などは、以下のものが予定されています。

20:30:ECB理事会議事要旨
21:30:パウエル米FRB議長の発言

昨日のドル円は、東京時間152.65円まで上昇し欧州時間は153.00円の高値を付けるもそこからは反落しNY時間午前に152.37円まで下落、その後は再び152円台後半まで反発する流れとなりました。今日堅調な動きとなると153円付近、まだ上へ行くと153円台中盤まで上昇できるか見たいです。一方、反落の動きとなると152円付近、まだ下へ行くと151円台中盤への下落が考えられます。

昨日のユーロドルは、東京時間軟調な動きで1.16ドル台前半へ下落し欧州時間は1.16ドル〜1.1630ドル台で推移、NY時間は一時1.16ドルを割りこむ動きとなるも終盤には1.1630ドル付近まで反発しました。今日も軟調な動きとなると1.16ドル付近〜1.15ドル台後半への下落が考えられます。一方、反発の動きとなると1.16ドル台後半まで上昇できるか見たいです。

では、今日も頑張りましょう!

2025/10/08

為替見習さん

円軸・ドル軸の力関係変化と各国市場オープン前後の動きに注目

昨日の為替相場は、前日に続いて円が明確に売られる展開となったほかドルも強い位置に変化し、力関係が比較的把握しやすく取引するうえでも難易度が少し下がる形となりましたね。

円キャリートレード復活といった話も少し出てきている状況ではありますが、このような相場でも必ず戻しは入るので深追いするような取引だけは避けておき、取引する際には極力当日決済にして無駄なポジションを残さないように注意したいところ。

このような中で今日のイベントとしてはRBNZ政策金利発表、独鉱工業生産、米FOMC議事要旨公表などが予定されていますが、ここ数日の動き方を見ているとイベントに関係なくしっかり相場が動いていますので、基本は円軸ドル軸の動きを土台としてチェックしながら強い通貨弱い通貨を見ていくと良いでしょう。

続いて月曜から火曜までの力関係変化を対円変動率で見てみると、火曜はUSDが1.04%、CADが1.00%、CHFが0.78%、EURが0.61%、GBPが0.60%、AUDが0.51%、NZDが0.40%となっていて、力関係は【USD>CAD>CHF>EUR>GBP>AUD>NZD>JPY】という形に。

月曜オープンからクローズまでの主要通貨の力関係が【NZD>AUD>GBP>CHF>CAD>USD>EUR>JPY】でしたから、円が弱い位置で加速していること、北米通貨やスイスが強い位置に変化したこと、ポンドやオセアニアが位置を落としたことなどが見てとれます。

続いて今朝7時時点の1時間足レベルの各通貨短期トレンドをおさらいすると、昨日から今朝の動きを受けてドル円、クロス円ともに上向きとなっていますので、現状は円売りの動きが続けばロングのチャンスになる状況。この場合は力関係上強い通貨を買って円を売る形で攻めるのが低リスク。

逆にここから円が買われる動きに反転して対円変動率が1%程度をこえてくると短期トレンドが下向きのものが出てきます。この場合はショートのチャンスとなり、力関係上弱い通貨を売って円を買う形で攻めるのが低リスク。

取引するうえでのポイントとしては、円軸ドル軸の動きが明確で相場の把握はしやすいので、まずは今日も円軸ドル軸の力関係を見ていくと取引機会を見つけやすいかと思います。

相場自体も特にイベントに関係なく円軸ドル軸の動きが出ている状況ですので、相場の流れが変わりやすい各国市場のオープン前後の動きには注意しておくと良いかもしれません。

それでは、今日も一日頑張りましょう!

2025/10/07

斉藤学さん

円安株高が継続と予想

みなさんこんにちは、斉藤学です。

【前日の結果】
・ダウ平均    46694.97(-63.31 -0.14%)
・日経平均(CFD)48501.40(+556 +1.16%)
・金・ゴールド  3959.73(+73.73 +1.89%)
・原油・WTI   61.76(+0.88 +1.45%)

【経済指標】
★★★★★
26:00(欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
★★★★★
27:30(英)ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言

【本日の戦略】

<「高市トレード」で円安株高が進む>

週末の自民党総裁選では高市早苗氏が選出され、拡張的な財政政策への思惑から、昨日のマーケットではいわゆる「高市トレード」が広がりました。

先週末に147円台半ばで引けていたドル円ですが、月曜日早朝は一気に2円近くの上窓でスタート。この流れは日中も続き、昼頃には150円台乗せ。クロス円も、+1〜2%超の全面大幅高となっています。

日経平均株価が+2,000円超上昇し、史上最高値を更新したことも円安をサポート。米10年債利回りは4.163%へ上昇していることから、本日も円安ドル高の流れが続くと予想します。

<ユーロがやや軟調>

円安ドル高が進むなか、通貨別にはユーロドルが軟調。フランスのルコルニュ首相が辞任したことが売り材料となりました。ルコルニュ氏は、2017年の大統領選からマクロン大統領を支えてきた側近です。

マクロン大統領が新内閣を指名してからわずか1日後の辞任となったことで、フランス株の指標CAC40指数は一時2%超の下落。

売り一巡後はフランス株・ユーロドルともにやや戻しましたが、本日のユーロも独歩安の地合いと見ます。

【経済指標】
★★★★★
25:10(欧)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

【本日の予想レンジ】
・ドル円   149.50〜151.00↑
・ユーロ円  175.50〜177.00↑
・ポンド円  202.00〜203.50↑
・豪ドル円   99.00〜100.00↑
・ユーロドル 1.1600〜1.1750↓
・ポンドドル 1.3400〜1.3530↓
・ドルスイス 0.7900〜0.8050↑

【通貨の強さ】
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ

【注目通貨】
・ドル(米利回りの上昇)

2025/10/06

為替研究所さん

相場短観2025/10/6時点

週間記事ではドル円の動向を中心に書いたので、こちらの記事では私のメイン通貨であり、自動売買でも人気ながら、最近やばいレベルで上がっている豪ドル/NZドルについて、最新の動向や見通しを解説したいと思います。

豪ドル/NZドルについては、先週RBA後に1.14を付けた後に反落し、今は1.132前後の位置にあります。RBA後の上昇については、政策金利自体は市場予想通り据え置きだったものの、声明文で「民需が予想以上に回復」「インフレが8月予想を上回っている可能性」とかなり強気なものとなっており、利下げ観測が後退したことが背景にあり、一方でその後下がった理由については正直「単に上がるペースが速すぎたから調整しているだけでは」という感じで見ています。

また、今週はNZ側の最重要イベント、RBNZが10/8(水)の10時にありますが、これについては

・ロイターのエコノミスト調査だと、26人中15人が0.25%利下げ、11人が0.5%利下げを予想
・ANZとBNZは0.25%利下げ予想、ASB、キウイバンク、ウエストパックは0.5%利下げ予想
・年末時点では今から0.5%下がった2.5%という予想が中央値だが、24人中10人は2.25%、12人が2.5%、2人が2.75%という感じで、特に2.25%と2.5%で見解が割れている

という感じで、見解が割れており、今週のRBNZはどちらの結果になるにせよ大きく動きそうだと見ており、特に0.5%利下げが選択された場合には、また1.14を超えて、場合によってはここ10年以上維持されてきた1.15の上限も突破してしまうのではないかと心配しております。

なお、2022年や今年のように政策金利の変動が見込まれている中で、豪ドル/NZドルとの連動性が高い2年債利回りでみると、豪2年債は3.527%、NZ2年債は2.765%と、豪とNZの利回り差が大きく拡大しており、これが最近の上昇の要因と言えそうです。

豪ドル/NZドルについては、こういう環境下では「基本的には上方向」「あえて下方向の可能性を言うなら、やはり1.15の壁が重かったというのや、年末には下がりやすいアノマリーがある」「あとは大きなリスクオフがあれば下がる通貨なので、何かリスクオフイベントが来たら」くらいしか言うことがなく、個人的には1.15を超えたら損切も必要だよなあと思って憂鬱ではあります。

2025/10/03

為替太郎さん

米政府機関、一部閉鎖。雇用統計も延期へ

昨日予定されていた、米労働省による新規失業保険申請件数の発表は延期となりました。アメリカの政府機関の一部閉鎖が現実化したことによる混乱が広がっています。

続く今夜のアメリカの雇用統計に関しても、発表が延期されると見られており、混乱の中で、取引の手掛かり材料となる重要指標を把握することすらもできない、なかなか珍しい状況になっています。

アメリカの連邦政府の予算が、米東部時間10月1日未明に失効したことが、政府機関閉鎖の原因になっています。先行き不透明感から、ドルが売られています。

他方で日銀の利上げ観測が強まるなかでのこの状況に、にわかに円高に傾きました。

週明け時点では、どちらかといえば指標を背景にドル高ムードのほうが強かったのですが、1週間でほぼ流れが逆転した感があります。ドル円は一時、146円台へ下落する場面もありました。

雇用統計に関しては、次回のFOMCでの利下げの有無の重要な判断材料であるとみられており、その内容の把握の遅れは為替市場の先行き不透明を増幅しています。

昨夜の海外市場でも、ドル売りと円買いが強まる展開であり、ユーロドルやポンドドルも堅調に推移するなど、欧州通貨もドルに対して買われています。

ユーロドルは1.17台前半から一時1.17台後半に上昇。ポンドドルもまた、一時的に、1.35を超える場面も出てきています。

本来は予定されていた米新規失業保険申請件数などの発表は延期であったことから新たな手掛かり材料にも乏しく、今のムードは米政府機関閉鎖問題が落ち着かない限りは、しばらく継続する可能性があります。

また、こうしたなかで、リスク回避の意味もあり円が買われています。ユーロ円は172円台前半まで下押しする場面もありました。ポンド円も一時的に197円台に下落しています。

もっとも、週明けから1週間未満で流れがドル安に転じた変わったあたり、このドル安の流れがトレンドに乗ったものとも思えません。ひとまずは材料を眺めながら慎重に取引した方がいいでしょう。

15:45 仏8月鉱工業生産
16:00 トルコ9月消費者物価指数
16:50 仏9月サービス業PMI
16:55 独9月サービス業PMI
17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI
17:30 英9月サービス業PMI
18:00 ユーロ 8月卸売物価指数
18:40 ラガルド総裁発言
21:30 米雇用統計
22:45 米9月サービス業PMI
22:45 米9月総合PMI
23:00 米国9月ISM非製造業景況指数(総合)
※延期考慮せず当初予定

2025/10/02

しーさん

押し目到来

今週に入り、ドル円およびクロス円は軟調な展開となっています。米国ではつなぎ予算が成立せず、政府機関の閉鎖により10万人を超える職員が一時離職する見通しとなり、市場の注目を集めています。過去にも政府機関の閉鎖がたびたび話題となりましたが、最終的には土壇場で予算が成立し、閉鎖を回避してきました。今回はそれが実現せず、米経済への影響が避けられない状況のようです。

この事態を受け、為替市場ではドル売りが優勢となり、ドル円は147円付近まで下落。クロス円も総じて売られる展開となっています。今週金曜日には米雇用統計の発表を控えていますが、今回の統計には政府機関閉鎖の影響は反映されない見込みです。とはいえ、来月のデータには明確に影響が出ると見られます。なお、3日(金)の雇用統計の発表が延期される可能性も指摘されています。仮に今回の指標結果が予想を上回る強い内容となっても、ドルの買い戻しは一時的にとどまるのではと考えます。

基本的な戦略としてドル円やクロス円の押し目買いを狙っている投資家にとっては、今回の下落はむしろ好機と捉えることができます。政府機関の閉鎖が長期化すればドル売り圧力は強まると思われますが、短期で収束するようであれば再び元の上昇基調に戻ると考えられます。したがって、下落が一服するのを待ちつつ、押し目買いのチャンスを狙う局面と見ています。

本日の戦略としては、昨夜発表されたADP雇用統計が前月比▲3.2万人と弱い内容だったことを受け、ドル円は146円台まで下落しています。146円台前半から145円台まで引きつけてからの買いを検討したいところですが、万一145円を明確に下抜けた場合は速やかに撤退する方針が良さそうです。そうならない限りは、再浮上のタイミングを慎重に見極めながら買いポジションの構築を狙いたいと思います。

2025/10/01

ZEROさん

米政府機関閉鎖懸念でドル円下落

【HOT CURRENCY ドル円147.00〜149.00】

30日の米国株は上昇。S&P500種27ポイント高(+0.41%)、ナスダック総合68ポイント高(+0.30%)でした。為替市場は円高。

ドル円は米政府機関閉鎖懸念を受け、一時147.65まで下落する場面がありました。日足200日線を割り込み、レンジ上抜け失敗となっています。

米8月JOLTS求人件数は722.7万件(予想720.0万件)と、予想を若干上回りました。米9月消費者信頼感指数は94.2(予想96.0)と、予想を下回っています。

ドル円は8/1以降の狭いレンジを一旦上抜けしましたが、買いは続かず3営業日で失速しました。

週末の自民党総裁選で高市氏勝利の場合には、財政拡張期待から再び円安へ動きそうなため、円を買って行くのも難しい環境です。

中期的にはドル円は下落し、145円方向へ向かうと予想しています。

投資戦略は来週以降にドル円を売って行きたいと考えています。

それでは本日も頑張りましょう!

※最終的な投資判断は、必ずご自身でお願いします。

尚、このサイトは情報提供を目的としており、投資の最終判断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。